こんにちは、ギタリストの中川雄です
今日は午前中オンライン、午後は宝塚の事務所でレッスンでした
1レッスンは60分とあるのですが、一気に色々な事をやるのではなく
一つ一つ課題ポイントを見つけて、それに対して一緒に改善していく流れです。
今日のレッスンのメモをちょっと載せてみますと
・夢みつつ → タカタカと一音を倍の長さで練習。「ゆっくり弾いてください」というアドバイスは、もう少し言及すると「倍の長さで弾いてください」になる。
・さだまさしの小さな街 → 2拍でコードチェンジするので難しい。チェンジする時のポイントは、2本の指をよいしょっと移動するのではなく同時に離すことを念頭に。
・バイエルのローラースケート → ハ長調のスケール的な練習。ギター特有の運指の感覚を養う
・押尾コータローのトワイライト → 運指の注意。「ガイドフィンガー」と「ピボットポジション」を確認。
・子どものレッスン → 単音から2声のステップアップ。リメンバーミーのソロアレンジ
・初恋 →ピックを使用したアルペジオ。あらかじめピックと弦が触れてる状態で弾く。右手のコントロールがポイント。
・アコギのオリジナル曲→スマホで録音。リズムの拍感を大切に。スラム奏法はスネアドラムの音を一定に。アップテンポはリズムを大きく。スローテンポはリズムを細かく捉えることが大切。
・ソルのエチュード → 右手の運指がポイント。フィンガリングの共通点を見つけて、赤と青に色で分ける。
こんな感じになります。
これらは何だろう?と思うかもしれません。
例えばソルの作品60の2番があります。
単音でやさしい曲…と言われているのですが、実は右手の空振りが意外と多い
と言うのも人中の交互で演奏すると、わずかですがもつれ易いのです。
例えば右手にフォーカスを当ててみて
・2回以上の弦移動がある場合→赤
・弦移動が無い、または1回だけ→青
・例外にした方がいいかも→緑
と色分けしてみましょう。
このような運指の付け方になりました。
勿論、人中の交互でも余裕な方もいらっしゃいます。
それぞれ、やりやすい方法で弾けたら良いかなと感じます。
あくまで一例なのですが、右手のフィンガリングは
・2回以上の弦移動がある場合→赤
・弦移動が無い、または1回だけ→青
・例外にした方がいいかも→緑
こんな感じでまずは「分けて」から運指を考えてみると良いかもしれません。
こういうポイントを60分のうち一つか二つ提案して、一緒に上達して行くのですね
ギターをD・シシリア氏に師事。J・ぺロワ、P・ヴァカ各氏のマスタークラスを受講。第10回アミグダラ国際音楽コンクールギター部門第2位(イタリア)。芸術連盟専門家会員。日本ジュニアギター教育協会専門家会員。宝塚アーティスト協会アーティスト会員。アルハンブラ・ギター教室オーナー。アピア文化サロン講師。