2023年08月12日(土)
須川高原温泉(すかわこうげんおんせん)は、岩手県一関市厳美町国有林内にある温泉で、秋田県との県境に近い岩手県にあり、栗駒山8合目(標高1126m)に位置します。
が、そこに行くまでが大変でした。
岩手県の下の方の左側にあります。
東北道の築館ICから国道398号を経由し、約80分かけて移動しますが、その道中がグネグネ道の山道で、大型の車では、苦痛でした。
写真は、翌日の朝一で撮影しましたが、明け方まで雨が降っていました。
旅館入口
ここの旅館は、旅館部と自炊部があり、長期の湯治で宿泊できる旅館です。
予約した時、旅館部は満室で、自炊部しか空いていませんでした。
こういった雰囲気は初めてだったので興味津々で、部屋を見るまで不安でした。
受付で説明を受けて、荷物を置きに行って廊下を歩くと、ミシミシと音がする。
中に入ってちょっとビックリしたが、時間が経過するにつれて慣れてきました。
クーラーも扇風機も無くてどうなるかと思いましたが、夜になるにつれ、寒くなり、窓を閉め切りました。
また、年数が経っているので、どんな人がこの部屋で寝泊まりしているのか分からず、夜寝る時に、金縛りにあわないか不安でしたが、途中で起こされることも無くぐっすり眠れました。
部屋タイプは、湯治部6畳、素泊まりで6,925円でした。(旅館HPより予約)
PCのモニターと変わらないTVとTV台が金庫。
TVのチャンネル数は、3つだった。
冷蔵庫が予想より大きくて違和感を感じました。
その奥に、ガスコンロがあり、食事の準備ができます。
食器も備え付けです。
「温泉」
須川の温泉は、栗駒山の中腹にあるPh2.2の強酸性で、毎分6,000Lの温泉が噴出しており、源泉温度は48~52℃。
噴出量は、全国第7位を誇ります。
まず入浴したのは、
大浴場の「須川の湯」
※翌朝5:30頃撮影しました。奥にある露天風呂に男性がいるだけでした。
湯の花もちらほらと。
強酸性でありながら、肌がしっとり、肌にまとわりつく感覚でした。
酸性の湯は、皮膚の古い角質を柔らかくし溶かす作用があるということらしいです。(ピーリング効果)
なので、慢性的な皮膚病などの治療に使われてきたとされています。
ちなみに、アルカリ性の湯はというと
脂の汚れや油分を落としてくれる作用があるそうです。(クレンジング効果)
強アルカリ性の湯は、油分を落とし過ぎてしまい、逆に肌を乾燥させてしまう可能性があるそうです。
「霊泉の湯」
高温(45℃程度)の小さい内湯です。
当日の就寝前に入浴しました。高温なので長く浸かれませんでしたが、身体にガツンときて、この後、ゆっくり就寝できました。
露天風呂「大日湯」
6:00から入れる露天風呂で建物から少し離れた場所にあります。
青く見えるのは、コンクリートに青い塗装を塗っているからでしょうか?
露天風呂に入る前に、湯気が立っている小川付近を歩いてみた。
源を探して石段を登っていくと
源泉場所がありました。
ここから湧き出しているみたいです。
源泉温度が50℃程度なので、立入禁止処理が無く、触りたい放題です。
源泉が川のように流れていく動画
こんなに晴れたのは、今日だけでした。
少し離れた場所にある秋田県側にある「栗駒山荘」
源泉場所は、同じですが、こちらの方が、綺麗で眺望はバツグンです。
その分、お高いですが・・・。
須川高原温泉に行く道中にある「須川岳秘水」。
「平成の名水100選」に選ばれています。