2022年08月06日(土)
長期のお盆休みが取得できそうなので、計画を立てていたら、7月中旬に発売された桜井識子さんの「おみちびき」の中にあった、修験道の祖・役行者が開いた「山上ケ岳」、「天河弁財天社」が記載されていました。
本が出版される前は、富山の立山連峰に登山する予定でしたが、本を読んで再び行ってみたいと思い、急遽変更し、「山上ケ岳(大峰山寺)」、「天河弁財天社」と吉野に宿泊した近くの「金峰山寺」に行ってきました。
「山上ケ岳」
大峰山脈を形成する標高1,719mの山で、古くから修験道の山として知られており、1300年もの間、女人禁制が守られています。
山上ヶ岳へ通じる登山道4カ所には、それぞれ「女人結界門」が設置されていますが、誰も監視していないので、それ以外の期間は無人となり、この期間を狙い登頂している女性が多々目撃されているそうです。
山頂には「大峯山寺」があり、毎年5月3日に戸開式、9月26日に戸閉式が行われます。
「山上ケ岳」の登山は、今回で3回目で登山ルートや街並みは把握していました。
茨城県を16:00に出発し、「山上ケ岳登山口」の駐車場に到着したのは、深夜2:00頃でした。
そこで、車中泊し、6:40頃「大峰大橋」へ。
「女人禁制」の看板
6:50 「女人結界門」
本に書いてありました、「女人結界門」の近くにある枯れた「杉の木」のテッペンに力強い「天狗」が立っているらしい?
ここで「天狗」が・・・。見えませんでした。
7:20(0:30) 「一本松茶屋」
誰もおらず、静かな雰囲気でした。
歩き始めは、なだらかな勾配です。
8:00(1:10) 「お助けの水」
ここまで来るのに、かなりシンドイ思いをしました。
以前と比較して、体力が落ちていると感じた場所でした。
昨日、降雨があったので、水量は豊富でした。
8:20(1:30) 洞辻茶屋(浄心門)
8:30(1:40) 「陀羅助茶屋」
行者さんのサラシが飾ってあります。
行場への案内看板。
いつものように左へ。
毎度の様に、昔からある登山道で行きます。
登山道後半にやってくる恐怖の階段です。
何度も休憩しながら、登りました。
鎖場ですが、昨日の雨で足元が滑りやすくなっていました。
9:00(2:10) 尾根にたどり着けば、山頂までもう少しです。
関西ではおなじみの「役行者像」ですが、関東ではあまりなじみが無いかも?
「供養塔」
歴史を感じるものがあります。
9:15(2:25) 「妙覚門」
看板の内容
上段:堂内はマスク着用し、本堂、宿坊内は蜜にならない事
下段:本年より焼印は、宿坊で行います
という内容。
看板内容
食事は、お花畑・宿坊内でお願いします。
焼印は、宿坊(5軒)で焼印します。
あとほんのちょっとで到着です。
9:20(2:30) 本堂
堂内は撮影禁止なので、外から
「絵馬堂」
奉納された「絵馬」の保管小屋でしょうか?
「お花畑」
マスクを外す時(食事)は、ここでと書いてあったので訪れました。
予想通り一面真っ白!
天気が良ければ、ほら!ご覧の通りピクニック気分!
「西の覗き」からの眺め
「下山道」
洗掘されており、つまずきやすいので、要注意!
10時過ぎた頃から、行者さん達が次から登ってくる。
そして、交わす挨拶は、「ようお参り!」です。
「よくぞお参りくださいました」という意味で、中には、「参り!」と省略してくる子供もいました。
そして、今回、初めて見た光景ですが、登りながら「のーまく さんまんだー ばーざらだん せんだー まーかろしゃーだー・・・」と、不動明王の真言を唱えていた3人組の行者さんがいました。
下りてからしばらくしてから、洞穴を見つけました。
昔、瞑想場だったかも分かりません。
下る途中は、余裕があるので、苔や杉の子供を撮ってみました。
11:55(往復4:05) 「女人結界門」
何回も見上げても、天狗の姿は見えませんでした。
この後、「ごろごろ水」と「洞川温泉」へ
1回で100リットルくらい持って帰る人がいました。
飲むとクセがなく冷たくて非常に美味しいお水でしたが、大量に「おしっこ」が出るわけでも無かったので、体内の毒素は少ないかも?
「洞川温泉センター」 700円/大人
この後、「天河弁財天社」へ