三浦春馬は何としてもアミューズから自立したかったんだ。 | ame1810のブログ

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 アミューズは何としても三浦春馬を自立させる気はなかったのだ。

理由その一は、彼の稼ぎ出す利益の大きさだ。会社から言わせれば、ここまで育てたのは会社であり、彼の稼ぎ出す利益はすべて会社のものである。

理由その二は、彼の会社に対する批判的な態度を許せなかったことだ。会社から見れば、彼は会社に所属する一タレントにすぎないのだ。一タレントが会社の体制に盾突くことなど許せないのだ。

 三浦春馬という俳優は少年時代から日本一の俳優になる事を夢見ていた。そのためにストイックに自分の心身を磨いてきた。偉人の言葉をどん欲に吸収し、自分の血肉とした。肉体も鍛え、高い身体能力と美しい身体つくりに励んできた。彼は生来美しい顔立ちをしていたが、真っ正直で清らかな心が彼の顔を一層美しくした。彼は非常に繊細な心の持ち主で気づきが多く心優しかった。彼の価値観はすべて自分だけのためでなく他人のためでもあった。彼が日本一のエンタメを目指したのはそのエンタメによってそれを観る人々を幸せにさせたかったからだ。彼は自分にかかわるすべての人に感謝を忘れない人間であった。日本一のエンタメはそれに携わる人間すべての協力があって初めて成立することがよくわかっていたからだ。

 そんな彼がAAAチャリティイベントの募金活動に熱心のあまり、その使途に関心を持ち、それが不透明だということに気付いたとき、彼の正義感は収まらなかった。それ以後芸能事務所に対するさまざまな疑念が湧きはじめたのだった。そもそも芸能界というところはその性質上闇の部分が多いところだけに、知らなければ知らないで済んでしまうところだが、何かのきっかけでいったん気付いてしまうと際限がないのだ。

 三浦春馬は正直で正義感が強いだけに、芸能界の権力者からは格好の標的になる可能性があった。

 彼は以前から契約を更新しないという態度を表明していたために、彼を自立させまいとする会社によって更新日に命を奪われてしまったのだ。日本は、スポーツ界の大谷翔平と同様に世界に誇るべき日本人のDNAを継いだ惜しい逸材を愚かにも失ったのだ。