三浦春馬のバレーダンサーのような締まった美しい肢体は見る者を引き付ける。 | ame1810のブログ

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 春馬さんがこの世を去ってから3年、時々手元のDVDや写真集を取り出して彼の生前の姿を追ってみる。芸能歴23年の後半の成熟した男の姿は美しく、彼のそれまでのストイックな生活の賜物であろう。

 彼の美意識による理想は細マッチョな肉体であって余分な脂肪は一切ついていない締まった肢体だったようだ。日々の筋トレもラグビー選手が取り入れていたという相当ハードなマシーンを使ったトレーニングで、そのシーンを動画で見たことがあるが、彼の動きは1流の体操選手のように肢体が真っすぐで、動きにも力が漲っていた。

 彼には理想とするエンタテイナーの肉体があり、それをものにするためには食事やトレーニングに一切妥協を許さなかったのだ。彼は激しく踊り歌う「キンキーブーツ」の舞台に関しても、1日3公演も出来そうなスタミナがあったと語っていたことがあったが、それはそうした節制の賜物だったに違いない。晩年の「罪と罰」の舞台でも1公演が3時間、それもほとんど出ずっぱりというハードな舞台であったにもかかわらず当り前のようにやりきってしまっていた。

そんなまでにして作り上げた立派な肉体を30歳の若さで手放さねばならなかったことは本当に本当に惜しまれる。

 持って生まれた均整の取れた美しい骨格と肌をバランスの良い上質の食事でさらに磨き上げ、他の俳優陣の中でひときわ輝きを放っていた。かつて共演した長澤まさみが初対面時に眩しくて目を開けていられなかったと言ったが、その発言にも納得できる。FNS歌謡祭など大勢の俳優たちが登場した舞台においても、彼は存在感がありひときわ輝きを放っていた。

 彼の最後の出演ドラマ「金の切れ目が恋の始まり」での彼の姿はそれまでの溢れんばかりの生命力がごっそり抜け落ちてしまった感があった。彼は彼にしか演じられない挑戦的な役どころで初めて力を発揮する俳優であった。金持ちの浪費家という役どころは彼にとって本当に不本意なものであったに違いない。おそらく当時彼は自分の希望が通せない状況にあったに違いない。