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お肌のシミ。

 

ある程度年齢を重ねると、シミは出てきますよね。

 

シミに見えるものの中でも注意が必要なものがあります。

 

その一つが日光角化症です。

 

日光角化症って?

皮膚は、外側から

 

表皮、真皮、皮下組織によって成り立っています。

 

日光角化症は、表皮にできる前癌病変で

 

長期にわたる紫外線のダメージが原因で起こるとされていて

 

60歳以上のご高齢の方によく見られます。

 

 

 

 

症状は?

日光角化症になると

 

紫外線に当たりやすい顔やうなじ、手の甲などに

 

数mmから数cmの淡紅色や褐色の斑点が生じます。

 

 

 

 

皮膚と斑点の境界ははっきりせずに

 

表面はざらざらしています。

 

場合によっては、かさぶたや出血を伴います。

 

 

 

 

 

痛みやかゆみなどの自覚症状はありませんが

 

放置していると

 

悪性度の高い有棘細胞(ゆうきょくさいぼう)がんに

 

移行することがあります。

 

日光角化症の段階では転移しませんが

 

有棘細胞がんになると全身に転移することがあります。

 

 

 

 

 

治療・予防は?

日光角化症では、病変部をメスで切除する外科的切除術や

 

液体窒素で凍結させて壊死させる凍結療法などがあります。

 

また、「フルオロウラシル軟膏」や

 

「イミキモドクリーム」と呼ばれる薬を外用する薬物療法も行われています。

 

「イミキモドクリーム」は2011年11月に健康保険が適用され

 

1日1回、週3回自分で外用できる治療法です。

 

 

 

 

このようないくつかの治療法の中から

 

病状や年齢などに適した治療が行われます。

 

シミや湿疹と区別がつきにくいため

 

発症が疑われる場合は皮膚科医を受診してください。

 

また、日光角化症を予防するためには

 

紫外線を浴びすぎないようにすることが大切です。

 

日焼け止めや帽子などを使い、適切な紫外線対策をしてくださいね。