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ブログでもご紹介している結核。
厚生労働省は
毎年9月24日から9月30日までを「結核予防週間」と定めていて
結核に関する正しい知識の普及啓発を図っています。
日本での結核について
2020年までは世界保健機関(WHO)の定義で
中まん延国だったのですが
2021年からは、低まん延国の仲間入りをして
患者さんの数や罹患率(人口あたりの新規結核患者数)は
順調に減少していますが
今でも年間10,000人以上の新しい患者さんが発生し
1,600人以上が命を落としている日本の主要な感染症と言えるでしょう。
最近の結核の特徴としては
発症する患者さんに、ご高齢の方が多いことが挙げられます。
結核を発病した人の、約4割が80歳以上の高齢者の方と言われています。
一方、若い方の発症もゼロではありません。
発症したことに気が付かずに
重症化してから診断されることもあります。
逆に症状がなく、定期健診で胸部レントゲンを撮影して
血液検査で結核が疑われて診断された方もいらっしゃいます。
結核とは、結核菌によって体の中の臓器に炎症が起こる病気です。
結核の中で最も多い肺結核は
最初は風邪に似た症状で始まります。
なかなか治らないな、と感じる症状があれば
かかりつけなどの医療機関に相談してくださいね。