ご訪問ありがとうございますニコニコ

 

ご自身や身近にご高齢の方はいらっしゃいますか?

 

そして、ご高齢でない方も

 

皆さんはどのような形で

 

どのような場所で寿命を迎えたいですか?

 

まだまだ先で、考えたこともない方も

 

間近に迫りつつある方にも関係のあるお話。

 

自宅で看取るには①に引き続きの②です。

 

①の記事はこちら。

 

 

このことについてお伝えしたいなと思います。

 

 

看取りの準備

さあ、ご自宅での看取りに向けての準備を始めましょう。

 

 

ケアマネージャーと在宅医を見つける

看取りの準備については

 

ご本人とご家族が

 

在宅での看取りを考えはじめた時から動いたほうがよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

まず、地域包括支援センターなどに行き

 

在宅医療や看取り関して助言ができるケアマネジャーについて相談します。

 

同時に、在宅医も探します。

 

 

 

 

 

 

ケアマネジャーが決まれば

 

在宅医をケアマネジャーから紹介してもらえる場合もあります。

 

かかりつけ医がいる場合は

 

往診が可能かどうかの確認をし

 

可能ならば看取りまでしっかり対応してくれるかどうかの相談をします。

 

 

 

 

 

 

かかりつけ医がいない場合や

 

かかりつけ医がいても、24時間対応や看取りまでの対応が無理な場合は

 

かかりつけ医などから在宅医を紹介してもらいましょう。

 

 

 

 

 

 

お住まいの地域の市区町村では

 

「在宅医療相談」や「在宅医療介護連携」などの名称の窓口であったり

 

地域の医師会が在宅診療可能な

 

在宅医を紹介してくれることもあるでしょうから、問い合わせてみてください。

 

 

 

 

 

看取りチームを編成する

ケアマネジャーと在宅医が決まれば

 

ご本人の状態とこれまでの経緯

 

ご家族の介護力を在宅医に伝えて

 

これから在宅でどのような療養生活を送りたいかを話し合います。

 

 

 

 

 

 

そして、ご本人やご家族の状態に応じて

 

在宅医、在宅歯科医、歯科衛生士、薬剤師や

 

訪問看護師、理学療法士、管理栄養士

 

介護福祉士などで編成する看取りチームを作ります。

 

 

 

 

 

 

なお、在宅で提供される医療サービスは医療保険の適用となり

 

訪問看護は疾患名によって

 

医療保険もしくは介護保険が適用されます。


 

 

 

 

 

 

環境づくりと心構え

看取りチームの専門職たちは

 

それぞれ連携のポイントを理解したうえで

 

在宅の看取りを支えてくれます。

 

ですが、看取りのキーパーソンは

 

やはりご本人の一番そばにいるご家族です。

 

どういう時に、誰に連絡をとったらいいかについては

 

ケアマネジャーによく確認しておきましょう。

 

 

 

 

 

 

また、ご本人が穏やかに過ごせる環境を

 

作ることも大切と考えます。

 

在宅での看取りは

 

ご家族にある程度の覚悟が必要になりますから

 

在宅医と訪問看護師に

 

これからどんなことが起こり得るか

 

その時どんな対処をするとよいかを聞いて

 

あらかじめイメージを持っておいてください。

 

 

 

 

 

 

というのは、亡くなるその瞬間までそばにいるご家族は

 

辛くなってくることがありますし

 

夜中に気になって何度も起きることでの負担がかかることもあります。

 

 

 

 

 

 

そんな時にご家族の力になるのは

 

看取りチームのスタッフですので

 

任せられる部分は任せ

 

ご家族はご本人と寄り添うことに重点を置くことが大事と考えます。

 


 

最期を迎えた時

最期を迎える日までの対応については

 

在宅医と訪問看護師から細かなアドバイスを受けておきます。

 

特にその時の連絡の取り方は

 

前もってしっかり確認しておくようにしましょう。

 

異常がない限り、在宅医が死亡診断書を交付してくれます。

 

 

 

 

 

 

また、葬儀についての事前準備も

 

行っておいたほうがよいかもしれません。

 

葬儀のことを考えるのは辛いことでしょうが

 

そこまでが看取りの流れと受け止めていただけたらと思います。

 


 

 

 

悔いのない看取りを

ご自宅で最期を迎えたい理由はそれぞれですが

 

死期が迫っていると感じ始めたら

 

多くの方が自宅に戻りたいと思うのではないでしょうか。

 

それはご自宅にしかないものがある…

 

懐かしい思い出、香り、風景、ぬくもり。

 

そのような環境のなかで

 

穏やかに逝きたいと願うのは、人の自然な感情だと思います。

 

 

 

 

 

 

ですが、厚生労働省による2018年のデータでは

 

8割近くの人が医療機関で最期を迎えており

 

ご自宅で亡くなるケースは1割強に過ぎません。(平成30年 厚生労働省統計調査より)

 

在宅での看取りができる

 

地域の在宅医療の体制が整えられてきています。

 

お住まいの地域の在宅療養支援の情報を

 

集めることから始めてみてください。

 

そして、最期を迎える場所として

 

医療機関や介護施設と在宅の

 

それぞれのメリットとデメリットを考慮し

 

無理のない決断をしていただきたいと思います。

 

 

 

老年期、終末期に関する記事です。

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