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腰痛にお悩みの方は多いですよね。
 
厚生労働省が発表している
 
「国民生活基礎調査の概況」でも
 
毎回、自覚症状の上位に挙がるのが腰痛です。
 
2022年の調査の結果からは
 
病気やけが等で自覚症状のある方(有訴者)は
 
人口千人当たり 276.5(有訴者率)だったんですよね。
 
 
 
詳しく見ていきましょう。
 
さきほどの有訴者率(人口千対)を性別にみると
 
男性が246.7、女性が304.2で女性が高くなっています。 
 
年齢別では10~19 歳が最も低く、年齢が高くなるにしたがって上昇し
 
年齢層別では高齢者層ほど高くなり、80歳以上では492.7という結果です。
 
 
 
 
 
 
従来、男性は「腰痛」がトップで「肩こり」が2位
 
女性は反対に「肩こり」がトップで「腰痛」が2位
 
という結果が続いていたのですが
 
今回は女性の肩こりが減り腰痛はほとんど変わらなかったため
 
男性と同じく腰痛がトップとなりました。
 
 
 
 
 
 

腰痛に困ったときに

 

まず行く診療科は整形外科だと思います。

 

ただ、整形外科で検査を受けても

 

腰の骨や筋肉、神経などに異常が見つからず

 

原因がわからないまま、痛みが長引くこともあります。

 

 

 

 

 

そうした原因不明の長引く腰痛のなかに

 

隠れていると言われるのが、「心因性腰痛」です。

 

 

 

 

 

 

『腰痛診療ガイドライン2019』(監修・日本整形外科学会、日本腰痛学会)では

 

「腰痛の治療成績と遷延化には、心理社会的因子が強く関連する」と指摘されています。

 


つまり、精神的なストレスや人間関係の悩みや

 

うつなどがあると、腰痛が改善しにくく

 

長引きやすいということです。

 

 

 

 

 

何らかの刺激を「痛み」として感じるのは、脳ですよね。


同時に脳は、痛みを感じたときに

 

セロトニンやノルアドレナリンなどの脳内物質を放出して

 

痛みを抑制するような指令も行います。

 

ところが、強いストレスがあると

 

この「痛みを抑制する」システムが十分に働かず

 

痛みを強く感じたり、痛みの原因が取り除かれても

 

痛みが長引いたりしやすくなるのです。


さらに、長引く痛みがさらなるストレスとなり

 

悪循環に陥ってしまうこともあります。

 

 

 

 

 


腰痛とはいえ、その原因が心理的なところにある場合には

 

そのストレスを取り除くなり

 

うまく対処しなければ、痛みはなかなか解消されないようです。

 

・痛みのことばかりを考えないようにする


・痛みがあってもできたことを考える


・どんな時に痛みが強くなるかを知る


・自分が楽しいと感じることや適度な運動を日常的に行うようにする

 

など、痛みに対する考え方、行動を見直すことが

 

心因性腰痛の改善によいと言われています。

 

 

 

 

 


ただ、なかには、薬物治療やカウンセリングなど

 

心療内科や精神科での治療が必要となることもあるとされています。

 

なかなか改善されない腰痛でお悩みの方は

 

ストレスが原因となっていないか

 

心の持ち方や行動を振り返っていただいて

 

思い当たることがあれば

 

ご紹介したことを行ったり、ストレスを軽減するなど

 

工夫をしてみてください。

 

それでも改善がないようでしたら

 

かかりつけの医や整形外科、心療内科などの

 

医療機関にご相談くださいね。

 

 

 

 

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