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ご自身や身近に
 
関節を痛めたことがある方はいらっしゃいますか?
 

今までに関節が痛むことなく過ごされてきた方は

 

少ないのかな?と思います。

 

転倒して膝をぶつけた、マラソンで走りすぎたとか

 

インフルエンザで節々が痛い、気付くと関節が痛くて腫れていたとか

 

痛む要因はさまざまですよね。

 

ゆっくり休むだけで改善する場合もありますが

 

いつまでたっても治らないときには不安になることと思います。

 

長く続く関節痛の1つに

 

関節リウマチという病気があります。

 

このことについてお伝えしたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

自分の免疫が関節を壊してしまう関節リウマチ

 

関節リウマチは、免疫の異常により関節が壊れる病気です。

 

もともと免疫は

 

細菌やウイルスなどに対する抵抗力として身体に有益に働きますが

 

関節リウマチでは本来体を守るべき免疫の作用が

 

自分の体、特に関節を敵と誤認して攻撃してしまう病気です。

 

現在、日本では70万人の患者さんがいると言われていますが

 

検査や診断技術の進歩により

 

実際はもう少し多いと考えられます。

 

 

 

 

 

関節リウマチは身近にある


そのため、関節リウマチは決して珍しい病気ではありません。

 

30〜50歳代の女性に多く見られますが

 

若い方や高齢での発症がありますし、5人に1人は男性なのです。

 

発症には遺伝の関与が言われていますが

 

必ずしも家族が関節リウマチだから

 

自分も罹患するという事ではなく

 

喫煙、歯周病などの環境因子の関与が分かっています。

 

関節の破壊は特に発症早期に急速に進行するため

 

なるべく早い診断と適切な治療を開始することが

 

必要と考えます。

 

 

 

 

症状は?

 

初発症状で多いのは朝起きたときの手指のこわばりです。

 

手指がむくんだような曲げにくさを感じます。

 

同様の症状は足の指にも現れ

 

物を挟んで地面を踏む感じとの訴えが多いです。

 

 

 

 


そのうちに関節が腫れて痛みを生じてきます。

 

また、膝や肩、肘など大きい関節に症状が現れることもあります。

 

進行すると関節が破壊され見た目にも変形をきたし

 

日常生活動作、例えば本をめくる動作や

 

段差を上がる動作などに支障が出てきます。

 

 

 

 

 

関節リウマチは関節だけじゃない


関節以外の症状でご注意いただきたいのが

 

間質性肺炎です。

 

肺炎と言っても細菌やウイルス感染によるものではありません。

 

特徴的な症状は乾いた咳で

 

深呼吸だけで咳き込むなどの症状がみられます。

 

また、眼には強膜炎

 

心臓には心外膜炎などが起こることもあります。

 

 

 

 

適切な治療を受けて病気の進行を防いでください

 

関節リウマチにはいろいろな症状がありますので

 

恐ろしく感じたり

 

関節の変形がどんどん進行するといった

 

イメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

でも治療法があります。

 

薬剤では1999年にメトトレキサート

 

2003年からは生物学的製剤が使用可能となり

 

症状改善だけでなく

 

関節の破壊・変形の進行も抑えることが

 

より可能となってきました。

 

もちろん薬剤は定期的な診察・検査を行いながら

 

注意して使用するのですが

 

関節リウマチの治療は以前と比較して飛躍的に進歩しています。
 

 

 

 

 

 

関節痛でご心配がある時は、そのままにせず

 

かかりつけなどの医療機関に受診なさってくださいね。

 
 

 

 

 

 

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