ご訪問ありがとうございます
学校健診ではお子さんの健康状態や成長の状況を確認しますよね。
私も地域の小学校の健診で診察をしてきました。
成長していく過程で身長や体重はどんどん変化します。
その中で、学校健診では
お子さんの成長をどのように確認して見守っているか
ということについてお伝えしたいなと思います。
運動器検診では側弯をチェックしています
2016年度から運動器学校検診が行われています。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが
運動器学校検診では
まずご家庭で子どもの背骨や手足について評価を行い
その後、学校医による視触診が実施され
総合判定を行います。
脊柱側弯症が疑われ「整形外科への受診要」と
判定されますと整形外科を受診して頂きます。
脊柱側弯症は成長期にいつでも発症するため
成長が継続している間は
たとえ一度の検診で異常がなくても
これからずっと大丈夫とは言えませんので
もう安心だ、と油断はしないでいただきたいなと
思っています。
毎年の検診以外でも
ご家庭で背部の状態をチェックしていただいて
気になる変化があれば整形外科の受診をオススメします。
側弯症って？
側弯症は、思春期の子どもの背骨が横に曲がってくる
女の子に多い病気です。
小中学校では、この側弯症の検診が行われています。
問題が見つかり
学校から精密検査を受けるように連絡があっても
受診されないお子さんがたくさんいいらっしゃるそうです。
側弯症は放置しないでください
背骨の曲がりが大きくなると
とても大変な手術を受けなくてはならなくなります。
精密検査を受けて側弯症と診断されても
きちんと定期的に受診して
タイミングを逃さずに装具を使って治療すれば
手術が必要なほど曲がるのを防ぐことができます。
運動器検診で側弯症が疑われるとか
要精密検査とかいう結果でしたら
お子さんの将来のために
ぜひ整形外科に受診なさってくださいね。