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学校健診ではお子さんの健康状態や成長の状況を確認しますよね。

 

その中で、これまで側弯などの運動器検診が行われてきました。

 
どの年代の方も側弯の検査など受けられたことがあると思いますが
 
このことについてお伝えしたいなと思います。
 
 
 
 
 
 
現代のお子さんは
 
運動不足による体力・運動能力の低下や
 
逆に、運動のし過ぎによるスポーツ障害といった
 
問題があり
 
何かの運動器の病気や障害があるお子さんが1~2割いる
 
と推定されています。
 
 
 
 
 
 
そのため2016年4月1日から行われている運動器検診は
 
検査項目が新しく追加されるなどしています。
 
対象は、小学校1年生~高等学校3年生までの全学年となっています。
 
 
 
 
 

新たに加わっている内容についてご紹介します。

 

片足立ち

ふらつきをみます。
骨盤や背骨の歪み、大腿骨頭辷り症等のスクリーニングになります。


しゃがみ込み

膝の痛み(オスグット病など)や半月板損傷
アキレス腱の痛みなどがないかをみます。


バンザイ

腕が耳につくか否かをみて
野球肩等のスクリーニングになります。


体前屈

腰を曲げたり、反ったりした時に痛みがあるかをみます。脊椎分離症のスクリーニングになります。



肘曲げ伸ばし

しっかり肘の曲げ伸ばしができるか否かで、野球肘やテニス肘のスクリーニングになります。
 
 
 

 
 
お子さんの運動器検診をしていて
 
片足立ちが出来なかったり
 
しゃがみ込みがうまくできなかったり
 
することがあります。
 
 
 
 
 
 
その場合、異常ありと判定はされますが
 
多くは筋肉の柔軟性がない
 
運動不足などが原因で
 
上手く体が使えていないことによるものと考えられます。
 
 
 
 
 
 
実際、できないことに気が付いた保護者の方が
 
お子さんに少しづつ練習させることにより改善した例もありました。
 
 
 
 
 
 
ですが、皆が大きな異常がないとは限らないので

異常を言われた場合は整形外科に受診をして
 
骨などに問題がないか確かめてもらいましょう。
 
そして、万が一異常が見つかれば
 
早期に対処し、適切に治療を行いましょう。
 
 
 

 
 下差しこちらに日本整形外科学会のサイトで掲載されている保険調査票をご紹介しておきます。
 
 
 
 
運動器検診を受けられたお子さんがいらっしゃる方は
 
このような用紙を見たことありますよね?
 
今年の運動器検診は終わったと思いますが
 
来年以降も受けるチャンスがあるのなら
 
そういう目でチェックしてみてください。
 

 

 

 

 

 

 

学校健診でお子さんの健やかな発育を見守っています。

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