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血液検査や胸部レントゲン検査などを
 
受けられたことがありますか?
 
特定健康診査や事業所で行われる定期健康診断に
 
病気があって定期的に検査をされている
 
患者さんもいらっしゃると思います。
 
 
 
 
 
 
そこで『異常なし』って言われたら安心しますよね。
 
モチロン私もそうです。
 
でもちょっと待ってください。
 
異常なしって
 
何がどのように異常なしかが分かっていないと
 
せっかくの異常なしが生かされません。
 
そのことについてお伝えしたいなと思います。
 
 
 
 
血液検査などは基準値の範囲が決められています。
 
検査値は人によって違いがあるので
 
ある程度の幅があります。
 
基準範囲を外れたからといって
 
病気とは限らず
 
問診、診察や他の検査などにより総合的に判断します。
 
基準の範囲内なら
 
高いほうなのか低いほうなのかに関わらず
 
異常なしとなりますよね。
 
 
 
 
 
 
異常なしで一安心。なのですが
 
それで終わりにしないでください。
 
定期的に検査をしている方は
 
その結果がどのように変動しているのかを
 
チェックすることをオススメしています。
 
 
 
 
 
 
数値は安定しているか
 
異常への始まりの兆しがないかを確認してください。
 
人の体はさまざまな環境に触れて生活をしているため
 
いつ異常が起きてもおかしくありません。
 
年齢や生活習慣、遺伝などの影響で
 
健康だった人が
 
短期間で重大な病にかかってしまうこともあります。
 
また、症状は無くても
 
徐々に悪い変化が表れている場合もあります。
 
 
 
 
 
 
特定健診では必須項目ではありませんが
 
説明しやすいので、貧血の診断に使われる
 
Hbを検査した場合を例に挙げてみましょう。
 
Hbの基準の範囲の例(施設によって基準が異なると思います)は
 

男性でしたら 13.0~16.6 g/dLであり

 

女性なら11.4~14.6 g/dLとなります。

 
男性で16.6➡13.0になった
 
女性なら14.6➡11.4になった
 
どれも基準範囲内ですけれど
 
下がりすぎと判断します。
 
このような低下がある場合は、
 
鉄欠乏性貧血や胃や大腸などからの出血などを疑って
 
詳しい検査を行うようにオススメするようになります。
 
同じ基準の範囲内でも異常なしだから安心とはいかないのです。
 
 
 
 
 
 
 
1度検査を受けたら
 
しばらく大丈夫なんてことも
 
残念ながらながらありません。
 
検査された時の状況が
 
その結果となっただけですので
 
これまでの結果からの変化も
 
特に注意して見るようにしてみてください。
 
 
 
 
 
 
検査を受けた後の体は、その後の生活習慣によって
 
大きく影響を受けます。
 
食事、運動などに気を付けて
 
健康的な生活習慣を続けてくださいね。

 

 

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