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筋力の低下といえば、ご高齢の方が
 
お歳をとって弱ってしまった姿を
 
思い浮かべるかと思います。
 
確かにそれはそうなのですが
 
若い方にも筋力の低下がみられることがあります。
 
このことについてお伝えしたいなと思います。
 
 
 
 

ある日のこと、こんなことがありました。

アラフォー女性の患者さんです。
 
どうも調子がよくないようです。
 
 
 
 
 
 
体がだるいんです。仕事をしていても夕方までもちませんよくつまずくようになったし。何か病気なんでしょうか?」
 
「これまで大きな病気は無かったし、今も治療中の病気はないのに。」
 
患者さんがおっしゃいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
不眠?過労?ストレス?貧血?ホルモンの病気?
 
体がだるいだけでは数えきれないほどの病気があります。
 
年齢などから可能性の高い病気を考えつつ
 
 
 
 

問診や診察をしていきます。

不眠はなさそうだし、
 
仕事もいつも通りです。
 
ストレスも急に増えたのではなさそう。
 
 
 
 
 
 
診察でも特に目立った異常所見はありませんでした。
 
ただ、体の筋肉量がどうも少なそうです。
 
 
 
 
 
 

普段の生活をもっとお聞きします。

お仕事は、デスクワークでじっとしていることが多いとのこと。
 
何か体を動かしたりはしていない
 
これは体を動かさないことによる筋力(体力)の低下が疑われます。

 

 
 
 
 

念のため血液検査しておくことにしました

結果は貧血も甲状腺のホルモンも異常なし。ほかの一般的な検査値も正常でした。
 
 
 
 
 
 

筋力低下はご高齢の方だけのものではありません

若い方でも起こります。
 
特に運動習慣がなく
 
ダイエットなどで適切な栄養を摂っていない場合、
 
だるくて体調がいまひとつで筋力の低下があって
 
調べてもほかの病気がはっきりしない場合には
 
これかもしれません。
 
 
 
 
 
 

サルコペニアとは

 
加齢運動不足などの影響で
 
筋肉が急激に減ってしまう状態です。
 
「サルコ」は筋肉、「ペニア」は減少という意味になります。
 
運動不足で筋肉を使わないでいると
 
筋肉は衰えて細くなっていくだけでなく
 
体脂肪率の上昇メタボリックシンドローム虚弱体質を招きます。
 
 
 
 
 
 

サルコペニアは何歳頃から?

 
25〜30歳頃からはじまり、生涯を通じて進行します。
 
年齢を重ねる上で避けて通れない現象ではありますが
 
進行には個人差があり、生涯充分な筋量を保つ方がいる一方で
 
40〜50代で歩行だけでなく立ち上がることさえ難しくなる方もいらっしゃるようです。
 
 
 
 

サルコペニアは若い方でもなってしまう

 

若い方でもデスクワークや自動車に頼るなど、運動不足の生活スタイルが定着すると

 

筋肉やせ衰えてしまいます。

 
ダイエット目的で運動をせず食事制限を行うなどした場合には
 
脂肪だけでなく筋肉も減ってしまうので注意が必要です。


「まだ若いから大丈夫」と、自分の筋力を過信しすぎず

 

体が動くうちからトレーニングや関節の機能維持に努めて

 

バランスよく栄養を摂ってくださいね。

 

 

 

 

 

体を動かして健康的に過ごしましょう。

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