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これまで、私は地域の小学校の健診で診察をしてきましたが

 

健診では、お子さんの健康状態や、成長の状況を確認しますよね。

 

成長していく過程で身長や体重が

 

どんどん変化するなかで

 

学校健診で測定したお子さんの成長の程度から

 

病気が明らかになり

 

治療が必要な状態だとわかることがあります。

 

このことについてお伝えしたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

お子さんそれぞれの

 

身長、体重は個人差が大きいものです。

 

もともと小柄なお子さんは

 

多くいらっしゃいますよね。

 

小柄なりに、成長曲線に沿って成長していれば良いのですが…。

 

 

 

 

 

 

12歳の女子のお子さんが

 

学校健診で低身長と成長率低下がみられました。

 

11歳ごろから疲れやすさや食欲低下があったそうです。

 

そのため小児科に紹介になりました。

 

 

 

 

 

1年ほど前から食事量が減っていて

 

表情も暗い様子だったことから

 

神経性食思不振症も考えられましたが

 

夜に水を飲むという行動や

 

人とぶつかりやすくなっていたという状態もあったため

 

脳腫瘍が疑われました。

 

 

 

 

 

 

検査の結果

 

脳腫瘍(胚細胞腫瘍)によって下垂体のホルモンの分泌が低くなっていました。

 

このお子さんの場合は成長率の低下や

 

活気低下、多飲多尿がみられていましたが

 

下垂体ホルモンの低下による他の症状は

 

思春期が遅れたり頭痛や嘔吐などの

 

いろいろな症状がみられることがあります。

 

 

 

 

 

 

このお子さんは

 

脳腫瘍に対する治療やホルモン治療を行われ

 

外来に通院されているそうです。

 

 

 

 

 

学校健診では成長曲線肥満度曲線を活用しています。

 

 

こちらは、ずいぶん前の女子の成長曲線です。

 

 

 

お子さんの成長は個人差が大きいので

 

グラフに幅があります。

 

身長、体重それぞれの発育が

 

適正な範囲内にあるかどうかを確認していきます。

 

 

 

 

 

 

成長曲線や肥満度曲線は

 

ネットなどで確認することが出来ますが

 

お子さんの成長で心配なことがあれば

 

通われている学校の養護教諭学校医

 

小児科医などにご相談されると良いと思います。

 

 
 

 

 

 

 

 

 

学校健診でお子さんの健やかな発育を見守っています。

よろしければご覧くださいニコニコ

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