ご訪問ありがとうございます
今さらなんてありません、今からでも卒煙(禁煙)しましょう！
と、これまでお伝えしてきました。
残念ながら若い方も喫煙されることがあり
タバコだけでなく電子タバコや加熱式タバコも吸っているようです。
もしかして、喫煙されているお子さんがいらっしゃいます？
卒煙(禁煙)は中高生の方にも呼びかけをしています。
夏休み期間中でもありますので
このことについてお伝えしたいなと思います。
日本では、ニコチン入りの電子タバコの販売は
禁止されていますが
ニコチンの入っていない電子タバコは
だれでも購入してよいことになっています。
また、加熱式タバコの販売は
タバコ製品として２０歳以上の方に
購入や使用が認められています。
なんだか細かくて、ややこしいです。
つまり
日本で使用できるのは
紙巻きタバコ(２０歳以上)
ニコチン無しの電子タバコ(年齢制限なし)
加熱式タバコ(２０歳以上)になります。
若い方の状況はどうなっているのでしょうか？
と気になったので調べてみました。
若い方でもタバコ喫煙だけでなく
ニコチン無しの電子タバコや
加熱式タバコも広がってきているという
卒煙(禁煙)応援団の私にとっては
衝撃の調査を見つけたのでご紹介します。
無作為抽出した全国の中学高校で
１２歳～１８歳の未成年の若い方たちが
紙巻きタバコと
新型タバコ(ニコチンなしの電子タバコ、加熱式タバコ）とを
どのように使用しているのか
大規模な調査が鳥取大学を主体に行われました。
その結果…
紙巻きタバコを使用している人の
半数以上は新型タバコも使用している
ことがわかりました。
低学年では紙巻きタバコより
新型タバコの使用の割合が高くなっていました。
周囲の大人の方が喫煙し
身近にタバコがあり受動喫煙してしまっている環境では
若い方も喫煙しやすいようです。
日本は加熱式タバコの世界最大の市場
若い方々に従来の紙巻きタバコだけでなく
電子タバコや加熱式タバコといった
新型タバコも広がってきているようですので
非常に心配です。
健康被害が明らかになるのは何年もたってからです。
何年も喫煙を続けて健康被害が起こってからでは悲しすぎます。
今からでも遅くはありません。
身近で喫煙されていると
ポジティブイメージ(良いイメージ)として
無意識に認識されることもあるようです。
そして
「あの人も吸っているから、ボクも、ワタシも吸ってみよう。」ということに…。
それを防ぐためにも
周囲の大人の方が喫煙されているなら
卒煙していただきたいのです。
夏休みなどの長期休みでは
生活リズムが不規則になることがあり
気持ちの緩みや好奇心から
喫煙が始まってしまうこともあるようです。
もちろん未成年の方も卒煙しましょうね。
若い方でも禁煙治療できます。
禁煙外来が卒煙のお手伝いをしますよ。
ご興味がある方は…こちらがその報告です。原文は英語です。
Kuwabara Y等、Int J Environ Res Public Health. 2020 Apr 30;17(9). PMID:
32365873
32365873