昨日、月1の男声合唱団の有志10余名が、指導者を同じくする月2の混声合唱団約50名の例会にゲスト参加した。
会場は公設の集会施設の1階にあるピアノ常備の多目的室で、着席者の前方の長辺側は全面ガラス窓の明るい部屋である。住宅地なので金網のフェンスを挟んで隣家が迫っている。
楽しくコーラスの交歓が進んでいる時にふと目を上げると、隣家の瓦屋根を三毛猫が一匹遊歩していた。時々うずくまって小春日和の陽光に浴し、満足そうだ。年寄りのコーラスも聞こえているだろう。
交歓練習は2時間続いた。ネコは飽きもせず付き合って?おり、最後は出来の良いハーモニーを近くで聴きたかったのか、フェンスの上を行ったり来たりしていた。
猫の振る舞いを観察していると、些か歌い飽き、聴き飽きた自分たちの声もさほど疎ましく感じなくて済んだ。
音楽を解する三毛猫くんに感謝。
来期に新たに取り組む曲として、先ず、「まつり」(北島三郎版)と「上を向いて歩こう」が示された。「まつり」(北島三郎版)は初めて聞く歌だったが、指導者のピアノでかなりの参加者が朗々と歌った。ど演歌だ。
こぶし満載で、メロディー定かならず、コーラスに馴染むのか不安になった。
もっとも、「あゝ人生に涙あり」を平然と斉唱する“合唱団”だから、怖いもの無しと言ったところか。