気楽な男声合唱団 ~ 大切なもの ~ 足並み揃わず | 愛唱会ジャーナル

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歌曲、唱歌、童謡、オペラ・アリア、合唱曲などを楽しむグループ
外国曲にも積極的に取り組んで、脳の老化抑制を期待する  
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某男声合唱団の月1例会は1.5時間と短い。かなり重労働だ。指導者(女性)の熱血振りが並じゃない。発声練習では、舌を出して歌ってみろと要求する。皆がおたおたするのを見て豪快に笑い飛ばす。深刻さが無く、明るい雰囲気であるのが救いだ。

 

今日の練習で当方認定のハイライトは小中学生向けと思われる合唱曲「大切なもの」(山崎朋子・作)の2声部の合せ。 

 

歌詞では≪あれから いくつもの 季節越えて 時を過ごし それでも あの思いを ずっと忘れることは無い≫の部分。

 

主旋律班が、ハモリ班と一緒に歌うと混乱を来し、何回やり直しても合格しない。

 

その原因は班員の割り振りにある。ハモリの出来る人はこっち、出来ない人はそっち、という気楽な指示で、各人の自主判断に任されているからだ。

 

楽譜に慣れている人はハモリ班に自主的に入り、不慣れな人たちが主旋律班を構成することになり、上手くいかないのだ。

 

指導者もそんなことは先刻承知の筈だが、班の割り振りを再考する気が毛頭ない様子だ。主旋律班がトチる度に大笑いしてやり直しさせる。とうとう時間切れで投げ出してしまった。本番までたっぷり時間があると大らかに構えている。

 

もともとが“ちゃんとした”合唱団を育てる積りの無い指導者の下で、気楽にコーラスを楽しみたい者が集まったグループなのだ。

 

こんな合唱団が結構楽しい。

 

これも痴呆の一面なのかな。