カンアミ~観阿弥~カンナミ | 愛唱会ジャーナル

愛唱会ジャーナル

廃止されたYahooブログ「愛唱会きらくジャーナル」から改名移設
歌曲、唱歌、童謡、オペラ・アリア、合唱曲などを楽しむグループ
外国曲にも積極的に取り組んで、脳の老化抑制を期待する  
 tnryamadabss@yahoo.co.jp          

昨日貰ったわらび座のパンフレットで、彼らが今年、歌舞劇ロマン「カンアミ伝」と称する出し物で全国公演を続けていることを知った。劇団創立60周年記念作品と銘打つからには大作に違いない。
 
カンアミとは、観阿弥のことである。カンナミと読み慣わしていた。能楽関係者は、カンアミと読むのだろうか。
 
能の舞台は、中学か高校の頃に芸術鑑賞か校外授業かで一度見ただけで、この分野の知識は殆ど無い。「花伝書」と「初心忘るべからず」とだけは教科書で教わった。
 
田舎では、宝生流の謡いが盛んであった。年配の人たちは誰でも、ちょっとした席ではそれなりに唸ることが出来た。今はどうだか判らないが。
 
観阿弥は観世流の祖で、その子が世阿弥であること、世阿弥は、父観阿弥の芸・思想を深く掘り下げ、著述にまとめて後世に残したこと、その後の観世流は彼らの直系ではないことなどをにわか勉強で知った。
 
「花伝書」が世に広く知られるようになったのは、極く新しく、それまで長く、一部の能楽師の家に伝えられていたとか。
 
同書は、最近では「風姿花伝」が正式名称だそうだが、その中の格言を「世阿弥の教え」シリーズで「さくらの会」会報に載せてきた。その間に、わらび劇場で「カンアミ伝」の公演が行われていたのだ。
 
日本のどこかでその公演にめぐり合う機会があれば鑑賞しよう。
イメージ 2
イメージ 1