全国に『岩屋』と呼ばれるものが多くありますが、そもそも『岩屋』とは何なのかと言うお話から。
『岩屋』を調べますと、崖に空いた横穴や手を加えて住居とした横穴というのが出てきます。
僕は、古墳文化以前の神上がりするための場所だと考えています。
もちろん天の岩戸も岩屋ですから、同様です。
しかし、亡くなった人を埋葬するためのものではなく、生きている人が入るためのものだと僕は考えています。
天の岩戸は天照大神が自ら入るわけですよ。
死を迎えるために入るわけです。
即身仏とまでは言いませんが、死期を覚った人が入ったものなのでしょう。
もちろん天照大神以外の岩戸も多くあるはずですから、全国に天の岩戸が存在してしまうというわけです。
先日紹介しました岩屋寺もそんな岩屋に由来するかと思うのですが、山科区にはもうひとつ岩屋の名がつく神社がありますのので、そちらに向かいます。
岩屋神社は山科一之宮です。
途中のこれ御田みたいなんですが、田んぼというか畑でもなく、草伸び放題の状態でした。
おまけ
天照大神の岩戸だと推測している恵利原の水穴について過去記事リンクしておきます。