飛田新地の五龍神結界(大阪市西成区) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

青春通りを通って西に歩きます。

まだ昼過ぎだったので店は開いてないだろうと思ってたのですが、いくつかの店ははおばちゃんの呼び込みかり、ホステスさん(料理屋なのでね)が座ってました。

むちゃくちゃ綺麗な子ばかりだったので、『店の中の神棚を確認 』するために立ち寄ろうかという気になりますが、先に進みます。

こちら飛田新地料理組合の玄関先にある白龍大明神。

今回は外から見るだけ。

飛田本通り商店街に入ります。 

西へひとつめの門のこちらがお目当てです。 
 
五龍神結界
 
ふむふむ、なるほど・ザ・龍神🤔
その昔、金塚、山王、飛田には地域を守る、天龍、黒龍、白龍、銀龍、金龍の五龍神がいたと言われています。

明治末頃まで、この辺りには大きな池があり、大蛇が住み着いて住民から『池の主』として崇められていました。

池の周りに大蛇を守護神として、天龍、白龍、黒龍大神の三つの祠を建て、その信仰のおかげ大きな戦災にあうこともなく、大きな災いがなかったといいます。
 
第二次世界大戦の空襲でも周囲は被害を受けたが、ここだけは奇跡的にそのままであったそうな。

またこの周辺には、良水の湧く井戸や水脈が多くあり、明治から昭和初期に水神を祀り、『金塚、山王、飛田五龍神』と呼ばれるようになりましたとさ。

要するに五つの龍神が守護しているってことさ。
 
誤植発見 
 
漆喰の白龍大明神

これを制作されたのは、鏝絵の仁五さんという方。
 
扁額は五龍大神とありました。
 
石柱には白龍大明神とありました。
 
飛田新地料理組合の紋
 
あえて『みーさん』のことを書くってことは、やっぱり龍神は巳さんやね。

北門のあった所でしょうか?
 
鬼瓦もありんす。
 
もひとつ
 
阿吽になってる?
 

五龍神とありましたが、金龍大神は金塚再開発にて収用地となり、現在は信貴山朝護孫子寺に戻っているそうです。


由緒によると後から祀った水神のひとつが金龍大神ということですね。

 

他の四龍神はこれまでに回ってますのでリンクしておきます。