街中小社巡りの時って、なるべく普通の規模の神社には寄らないようにしてたり、寄ってもあえて記事にしてないことが多いです。
これも思い立ったらとことんそれだけっていう尼津彦趣味の世界なんですが、行ったことないとこだった場合は例外として普通に記事にしますよ。
ほとんど寺社巡りでは足を踏み入れてない港区からスタートした日。
三津神社という神社です。
手水舎
街中小社だったら、手水はあっても手水舎と言っていいような屋根があったりなとこが無いので、手水舎と書くのも久しぶりな気がします。
狛犬
この手の狛犬多いので、味は無いですがわりとそれっぽくて好きな狛犬です。
狛犬マニアの第一人者である三遊亭圓丈師匠の分類では『しょうわ』と名付けられた部類なのだと思います。
東京で働いてた時は、何度か接点のあった圓丈師匠でしたが、その頃の僕は狛犬どころか神社に今のような執着がなかったので惜しいことをしました。
現在、圓丈師匠の『日本参道狛犬研究会』略して『狛研』は更新止まってますので、活動が続いてるのか定かではないのですが、前に仲のいい噺家に聞いた時は、圓丈師匠が倒れられた時だったようで聞けず仕舞でした。
『参拝のプロ』と公言する圓丈師匠の狛研の再開を願います。
拝殿
こちらはお稲荷さん。
石中稲荷大神だそうです。
石の中に鎮座するお稲荷さんって解釈して期待しましたが、それっぽい石ものは無かったです。
隣は戎社。
実は、ここが初参拝ということで記事にしたましたが、本当の理由はそこではありません。
本当の最重要な目的は、この写真の真ん中のヤツです。
境内入った時に、まず先に確認はしてたんですよ。
田の神さぁ
田の神は文字通り田畑の神で、五穀豊穣の守り神です。
田の神様と書いて、方言ですかね?『たのかんさぁ』と呼びます。
五穀豊穣の民間信仰に付随するものといえば、当ブログ読者の方はピンくるもんありますよね?
そう。五穀豊穣と子孫繁栄はセットであり、表裏一体。
表が五穀豊穣なら、裏は子孫繁栄ですよ。
わざとかどうかはわかりませんが、背後をとれないようになってます。
でもなんとかして撮りたい。
これが限界ですが、男根なのは間違いなし。
大黒さんと同じ仕組みですが、田の神さぁの場合は裏の男根ありきで造ってる感あります。
九州を中心とする田の神さぁと群馬あたりを中心とする道祖神、関西にもそういうのいっぱい欲しいですよね。
そう思いません?
絶対秘仏だらけの歓喜天なんて御開帳した日にゃ、日本全国まぐわい祭りになって、尼津彦ブログは歓喜天ブログに鞍替えしてしまうかも知れません。
関西で数少ない田の神さぁが見れて満足しながら次行きます。
あ、補足ですが、大阪市内に田の神さぁが集結してたとこあったんですよ、でもそこ改装中で開館待ちなんですよ。
告知では2020年まで閉館ってことでしたが延びてますね。
早く再開して欲しいものです。
さて、小社ではリンク付けること少なかったですが、まだ開眼してない頃の初々しいといか汚れてない頃の味醂さんの記事でも紹介されてますのでリンクします。