真宗大谷派難波別院(大阪市中央区) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

坐摩神社の前に石垣があります。 

これは徳川家から寄進された、豊臣大坂城の石垣だそうです。
 
豊臣大阪城の石垣は整形されてないものが多かったと聞いていたのですが、ここのはわりと断面が整ってます。
 
ここに組み直す時に整形したのでしょうかね。
 
角を曲がります。 
 
ちょっと歪な石が混ざってきましたよ。
 
妄想はできますが深く考えず先に進みます。
 
やはり石や岩は歪なほうが面白い。
 
人面石とか言われてる石がこれですけど、シミュラクラ現象でしょう。
 
点が三個あったら人の顔に見えるっていう現象です。
これはこれとして、この石垣にはもっと明らかなやつがおるんですよ。
 
それがコレ。 
 多くの人が通りすぎる道ですが、これに気づいてる人って少ないように思います。
 
僕が写真撮ってたら怪訝な顔で通りすぎていきますもん。
 
これを知ってる人の大半は『お地蔵さん』と呼んでるようですが、僕は猿に見えるんですよ。
 
もしかしたら、頭部と体は別のもので、たまたま胴体に見えるだけかも知れませんが、やっぱり猿ですわ。
これの由来って調べても出てこなくて、現在問い合わせ中です。
 
この日に聞けば良かったんですが、そこまで頭回ってませんでした。
 
この石垣は真宗大谷派別院のものなのですが、南御堂と言ったほうが一般的にお馴染みですね。 
 
真宗大谷派というのが正しく、浄土真宗大谷派という言い方はしません。
 
宗旨を言う場合は浄土真宗ですが、後に大谷派と付ける場合は真宗大谷派となります。
 
これは、お西に遠慮してあえてそうしてあるそうです。
 
ですから本願寺派は浄土真宗本願寺派と名乗ります。
 
ちなみに大谷派だけでなく、本願寺派以外の九派はすべて、真宗◯◯派というのが正式です。
御堂会館が取り壊され、ビルの工事のため、こちら仮参道から入ります。
 
鐘楼
 
もひとつ鐘楼と庭園
 
いわゆる磐座的なものはなさそうですが、いっぱい石あります。
 
石像二体
この中華風の石像は何度か見かけたことありまして、大手前夙川キャンパス内と、 芦屋の俵美術館の前のものが記憶に新しいです。
 
石仏とか、石垣の石とか、庭石とか。
 
池もあるでよ。
 
本堂
ご本尊は阿弥陀如来ですが、あくまでも飾りみたいなものです。
 
大谷派の坊さんとよく話する機会があったので聞いたら、『ご本尊をしいて言うなら南無阿弥陀の六字やな。』と 仰ってました。
 
南御堂のゆるキャラのブットンくん
 
浄土真宗は御朱印が無いとよく言われますが、そのことも坊さんに聞いたことがあります。
 
その答えがこれまた納得のいくものだったので紹介しますと、
 
『御朱印?あるで!寺の印のない寺なんかあらへん。ただ、他の宗旨と違ごて真宗は宝印が本尊の分身やとかいう考えあらへんから、そういうの欲しいんやったらあらへんわ。判子欲しいだけやったらうち来たらなんぼでも押したるで。参拝の記念としてやけどな。』 
 
納得。
 
てなことで参拝記念印
御本尊の印はなく、あくまでも寺の印ですよね。 
 
御朱印帳持ってきてなかったので書置きと、同朋いただきました。