神出神社(神戸市西区) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

神出といういかにもな地名のこのあたり、夫婦神が降臨したという伝説のある場所からです。

雄岡山を西に下りて、雌岡山に向かいます。

この日、飲み物を持ってきてなくて、道中に販売機でもあるだろうと余裕かましてたら、無い。

水分補給できぬまま、神出神社の鳥居についてしまいました。
こちらは車も通れる参道で、もう少し先にも参道があります。

そちらから下りてきたかったので、登りはこちらからにしました。

少し登りますと、道なりに進む『距離はあるが緩やかな道』と『距離は短いが急坂』の分岐があります。

もちろん近道の急坂選びます。

道中たくさんのトカゲがいましたが、全く捕獲できずにいました。

やっと捕まえたのが、この子。
ニホントカゲの幼体はかわいすぎる。

昨日の記事で、雄岡山は人工的で面白くないって書きました。

こちら雌岡山とのあきらかな違いは岩なんですよ。

雄岡山の登山道がすべて土だったのに対し、こちらは所々に岩が露出してます。

見えてきました。

ほんとはここで寄り道してますが、その件は後回しにして、まずは神出神社から。

手水舎
口をゆすぐのにかこつけて、少し飲む。

拝殿
山の上の神社なので期待してなかったのですが、販売機ありました。

助かります。

御祭神は素盞嗚、奇稲田姫、大己貴。
氷川神社、氷川女軆神社、中山神社の組み合わせを思い浮かべます。

大己貴を子孫ではなく、子として扱っているあたり、日本書紀を採用してると考えられます。

日本書紀による由緒を持つ神社のほうが、古事記のそれより古くから鎮座する神社が全国的に多いです。

途切れず伝わっていたらという前提ですが。

そうなると山の名前からして、雄岡山が素盞嗚、ここ雌岡山が奇稲田姫となりそうですが、たぶんここ雌岡山のみで三柱完結できそうです。

狛犬

本殿

境内摂社
ここの御祭神は調べきれませんでした。

神社裏の北側から下りの石段を下りていきます。
雌岡山は山頂の神出神社よりも、ここから先が本質であると思われます。