雄岡神社(神戸市西区) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

前々からずっと行きたかったのが神戸市西区の雄岡山と雌岡山でした。

やっと行くことができました。

同じ緯度上に並ぶ雄岡山と雌岡山のうち、東側の雄岡山から登ります。
登山口から西に進んでいきます。

途中、網と虫かご持った家族とすれ違うような手軽な山です。

歩いて数分ぐらいだったでしょうか、右に直角に山頂方向に折れます。

ほぼ真っ直ぐ山頂に向かって道が続きます。

これまた数分で山頂に到着です。
標高241メートルほどなので、真っ直ぐ山頂目指せばすぐでした。

三角点

神籬かと思いましたが、なんか違うみたい。

こちらにも三角点の石碑が。

そしてお目当ての石祠

中にどなたが祀られているのか調べてもピンとくる情報がなかったので推測しましょうか。

注連縄に蘇民将来子孫家の木札
素盞嗚と習合した牛頭天王の木札ですよね。

でもこの木札って、家の前に掲げるものであって社の注連縄に掲げるものじゃないはずです。

狛犬

中には神狐いましたからお稲荷さんも合わせ祀られてそうです。

疫病の神である牛頭天王が世話になった蘇民将来の一族を守るための目印が木札ですから、牛頭天王を祀る祠とかにつけるのはおかしいんですよ。

なのでここに祀られているのは、牛頭天王なわけないんです。

でも。

この御神像
素盞嗚に見えて仕方ないんですよね。

ま、そんなことどうでもいいんですよ。

なぜならば、たぶんこの山は後付けの山だと思うので。

出来すぎてるというか、シンプルすぎるんですよ。

登りも、山頂経由しての逆方向への下りもなにもかも。

岩もこれともうひとつ見たくらいですし。
道外れたらもう少しぐらいあったのでしょうけど、神を祀る山にしては全く面白くない山なんですよ。

この後訪れた、対になっている雌岡山は車道が整備されてたりしますけど、面白いんです。

なぜ面白いか。

それが自然だからです。

僕は、この雄岡山は雌岡山と対にするために、人工的に作った山に思えて仕方ありません。

お次は雌岡山に向かいます。