若草山と春日山原始林の磐座とか石仏(奈良市) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

4月27日はずっと恋焦がれていた春日山(三笠山)の原始林ハイキングを決行しました。
 
調べたり聞いたりしながら、限られた時間内でいかに欲張れるか計画しました。
 
いつも東大寺とか春日大社に行く時は近鉄奈良駅から歩くのですが、今回はそんな時間も惜しくてバスで春日野国際フォーラム前まで行きました。

このあたりにも春日大社の摂社や末社が多くあるのですが、今回の目的は磐座と石仏なので他は見なかったことにして進みます。
 
まずは若草山から。
 
誰一人いなくて若草山の景色独り占めです。
 
若草山に入るには150円払うのですが、目的は頂上ではなくすぐ見つかったこちらです。
 
野上神社
 
背後の磐座はこれ単体で石荒神社というそうです。
 
若草山は小学校の遠足以来でしたので、こんなんあったの調べるまで知りませんでしたよ。
 
そのすぐ近くにもこんなんあります。
 
地蔵菩薩の線刻
春日大明神の本地仏は地蔵菩薩ですので、これは南無春日大明神と刻まれています。
 
春日大社の御祭神は四柱ですが、地蔵菩薩を本地とするのは三殿の天児屋根ですので、春日大明神とは天児屋根一柱を指すのかもって思うようになりました。
 
横から。
 
背後から。
 
近くにも岩。
 
お目当てはこれだけだったのですけど、すぐに出て行くと受付のおばちゃんに変に思われそうだったので、少し若草山を見渡します。
 
頂上には古墳があるようなのですが、時間的にパスです。
 
入った時から目に入っていた真正面の岩。
 
駆け上がって近づきます。
特に何ってことはなさそうですが、なにか由緒あるのでしょうかね?
 
受付のおばちゃんと目を合わさないように、そっとゲートを出て、春日山原始林の遊歩道に向かいます。
 
聖天宮と彫られた石
 
春日山遊歩道に入ります。
 
春日山原始林は天然記念物になっているのと、三笠山自身は禁足地なので通常立ち入ることができるのは遊歩道のみです。
 
案内もなにもないのであまり知られていないのがこちら。
 
洞の仏頭石
 
胴体が六面体で全面にそれぞれ菩薩さんとか明王さんとかが彫られています。
 
寝仏になってしまっている地蔵線刻仏
 
さらに進みまして月日亭休憩舎
 
この近くにこのような石がありましたが、なんて彫られているのかわかりませんでした。
 
月日亭の道路向かいあたりが北側コースの最終目的です。
 
見えますか?
 
月日磐といいます。
 
さきほどの休憩舎あたりから川辺に下りていけたのかも知れませんが、少し前の大雨のせいか崩れていて下りても登る自信がなかったのでやめておきました。
 
遊歩道はまだまだ序の口なのですが、この先に今回の目的になるようなものは無いので、ここで引き返して春日大社方面に向かいました。
とはいえメインは春日大社そのものではなく、磐座ですけどね。