饒速日命墳墓と鳥見白庭山めぐり(生駒市) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

興奮と記憶が薄れないうちに、割り込み記事書くことにします。

いつもならじっくり参拝ルートを練っておくのですが、この日は午前中だけ急に予定が空きましたので、未完成の参拝プランを脳内構築して行ってみました。

知らないとたどり着くことは困難かと思いますので、珍しく順路を追って書いていくことにしますね。

登り口は二ヶ所ありそうですが、わかりやすいほうから。

生駒総合公園のテニスコートのとこの駐車場が一番近いです。

そこからテニスコートの西側に沿って奥に行きます。

つきたありが入り口です。

このような遊歩道が下に続いてますが、ここは降りません。

チェーンかかってましたけど跨いで、テニスコートの北側に沿って東(右)に歩きます。
ここが一番の重要ポイントですので注意してくださいね。

テニスコートの北東の角から北(左)に折れて山道に入ります。

しばらく溝板が続きますのでわかりやすいです。
ただ、溝板が錆びて腐敗している部分がありますので、なるべくなら避けて歩いたほうがよさそうです。

途中から溝板がなくなりますが、気にせず道なりに歩きます。

いくつか分岐点がありますが、この火の用心を目印として進んでください。
よく見ると、後の人のために『ニギハヤヒ→』と書いてくれてあります。

火の用心ともうひとつの目印がこの『ほうじさし』

このあたりに見られる道案内の目印のようなものだそうです。

基本的には平坦な道ですので、極端な坂に入ると間違いですので、引き返して『ほうじさし』を確認してください。

ひとつめのチェックポイントの白い鉄塔
この鉄塔の右側を通ってください。

少し歩くと今度は木々の間から

赤い鉄塔が見えます。

赤い鉄塔まで行かずに、左に見ながら進みますといよいよ目的地の

饒速日命の墳墓

饒速日の墓として、同じ生駒に真弓塚というとこがありますが、それに対抗する形でここが名乗りあげたとか。

まあ、どちらでも構わないのですよ。

伝承によると、饒速日は生駒には埋葬されず、代わりに遺品が埋葬されたようなので。

どうしても石碑がメインに見えますが、本当のメインはその背後の石積んだこれ。
そういえば甲山山頂にもありましたね。

甲山のは新しく思えたので、三角点の目印かと思ってたのですが、ここもそうですけど神籬のようです。

今回こちらを紹介するにあたって、正直迷いました。

勘違いした人たちに荒らされないかとか。

しかし、純粋にここを訪ねたいと考えておられる方もいるでしょうし、僕のこのブログよりももっと詳しく紹介されているとこもあることから掲載することにしました。

ここに限ったことではありませんが、参拝の注意事項として、お供え物は置いていかないようにしましょう。

特にお酒。

蓋を開けてお供えしてそのままにしてあるのをよく見かけますが、人が常駐しているとこならまだしも(それでも許可をとってからすべきです)このような場所だと、本人はお供え物のつもりでも、管理されている方からしたら迷惑な不法投棄です。

いろんな考え方あるでしょうけど、神仏がどう思うとか以前に、人に迷惑をかけていては本末転倒だと思いますので、お供えの品は責任もって持ち帰ってほしいものです。

口うるさいこと言いますが、いつも気になっていたことですので、この場を借りて言わせてもらいました。

さて、この墳墓からさらに北へ急坂を下りていくと白庭台に出ることができますが、出口が施錠されているので縦断は避けたほうがいいでしょう。

饒速日の墓があるこのあたりは、当然配下の長髓彦の勢力下であったであろうことから、長髓彦本據の石碑もあります。
饒速日の墳墓からちょうど北にあります。

また、すぐ近くに鳥見白庭山の碑まであります。

さらにもう一箇所、近くのお堂に立ち寄ります。

弘法大師が祀られている地蔵堂というおかしな日本語のお堂です。
お目当てはこのお堂の右の岩

登れるようなので注連縄前までよじ登ります。

稲葉谷安永磨崖笠行者像と呼ばれている役行者磨窟仏です。

このあたりは石碑とか、そんなんが多く、小高い丘の上にも妙見大菩薩

大きな岩とか。

巨石や磐座目指して、さらに移動します。