鯛よし百番と陰陽石(大阪市西成区) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

ちょっと神社記事が続いてますので、ちょっとブレイクして変わったお店の話です。
 
行って来ました鯛よし百番。
 
ずっと行きたかったんですが、なかなか機会がなく、今回思いきって言い出しっぺ幹事やりました。
 
総勢15人、一度も行ったことのない職場の面々集めていざ飛田新地へ。

男性だけならもっと新地らしいルートを通るのですが、大半が女性のため、比較的ライトな道を歩きました。
 
飛田新地って、一応料亭ってことになってますけど、遊廓の跡地で、今でも店の子とお客の自由恋愛という形で営まれています。
 
なのでメインの通りに女性連れでは歩けないんですよ。
 
大門
 
廃止されるまでは、飛田新地は塀で囲まれていて、唯一の出入口がこの大門であったそうです。
 
この通りはマンションなどもありますので、あからさまな呼び込みは行われていませんが、少しその雰囲気を味わうことができます。
 
ほどなく目的の鯛よし百番に到着。
大正時代の遊廓を、鯛よしグループが買い取り、料亭(本当の意味での)として営業しています。
 
建物の有形文化財指定です。
 
お邪魔します。
 
玄関入ってすぐ左手に顔見せの間
ここで遊女の御披露目が行われていたのでしょう。
 
早速部屋に向かいましょう。
ちなみに下駄箱はほとんど鍵がありませんでしたが、そんな細かいことは気にしない店なのでしょうね。
 
太鼓橋を渡り
すぐ左の部屋が一番の大広間でして、我々はそこで宴会しましたよ。
 
部屋の木襖には古い絵が描かれていました。
作者とか聞こうかと思いましたが、女将さん以外は全員中東っぽい外国人なので、わからない様子。
 
完全予約制で、懐石か鍋かのコースを指定します。
 
『味は期待するな!』という経験者の助言により、寄せ鍋にしました。
 
野菜もたっぷり
さんざん不味いと聞かされていましたが、なんのことない普通のお鍋でしたよ。
 
価格として割高ですが、見学料金上乗せと思えば妥当な価格でしょう。
 
ほどよく飲み食いして、トイレがてら合間に一階を見学です。
 
陽明門
 
日光の陽明門を真似てあるのでしょうね。
 
応接室だったみたい。
 
なんの手入れも保存もしていないような物がいたるところにあります。
 
応接室天井
 
陽明門の前が待合スベースのようになっていて中庭が見えます。
 
今回の一番の目的がこの中庭なんですよ。
 
ガラス越しになるので、太鼓橋から撮った中庭
 
たぶんこちらが陽石
 
陰石
 
二階からも覗けそうなので後程。
 
トイレ
中には天井画がありましたよ。
 
二階にも上がってみましたが、真っ暗でお化け屋敷みたいだったので一旦部屋に戻りました。
 
飲み食いも落ち着き、お会計の際、二階の電気つけてくれないか交渉したところ、快諾いただいました。
 
説明しながら案内してくれないかとのお願いは通りませんでしたが。
 
とはいえ明かりつけてくれただけでも有難いので二階へ。
 
鳥居発見
現在は特になにか祀られてるわけではなさそうです。
 
こちらも応接セット。
 
二階は小さな部屋がいくつかありました。
 
小さな舞台のある部屋
 
少人数の時は二階でも宴会できるようです。
 
廊下は電気つけてくれましたが、各部屋は真っ暗だったので自分で電気つけてまわりました。
 
ここは電気つけないほうがエッチっぽくて雰囲気あったのでそのままで。
 
職場の後輩女性にモデルになってもらいました。
 
エロいです。
 
東海道五十三次の島田宿の高札
 
二階からの中庭
 
上から見たら陰石っぼいですね。
 
陰石
 
かなり節約したドケチ宴会でしたので、お会計は一人5000円ぐらいでした。
 
箸袋に書かれていた言葉。
かなり深い。