楯原神社(大阪市平野区) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

最近物忘れがひどい尼津彦です。
 
皆様おはようございます。

歳相応なのかも知れませんが、なんでもよく忘れます。

物の忘れ物で多いのが、数珠ですね。

お寺にお参りする以上は最低限数珠は携帯すべきだと思っているのですが、よく忘れます。

さらには御朱印帳を忘れます。

今まで寺社巡りで御朱印帳を忘れるなんて考えられなかったんですけどね。

摂津国八十八箇所霊場で平野区に来ましたので、コース上の神社ももちろん参詣しました。

 
楯原神社です。
 
拝殿
 
本殿
御祭神は、武甕槌大神、大国主大神、孝元天皇、菅原道真、赤留姫命ですが、本来は赤留姫命であったとの見解もあります。

赤留姫については面白い話があるのですが、後日に譲ります。


 
遙拝所 
 
本殿後ろから
 
楠社
 
稲荷社
 
境内摂社の神寶十種之宮
ここの御由緒が興味深いのでご紹介しますね。

織田信長により石上神宮は焼き討ちにあい、その時十種神寶も奪われました。

本能寺の変で信長が討たれると、秀吉に渡り、秀吉はこれを生魂の杜深くに鎮めたという。

倒幕直前の混乱期に暴徒により生魂宮が襲われ十種神寶はまたもや持ち去られてしまいます。

その後、古道具屋で発見され、持ち主を転々とし、志のある人がこの神社に献上し、社殿を建てて祀ったといわれています。

石上神宮の守護職より返還を求められたが、返さなかったとのことです。

返さなかったというのが本当なら、今もここに十種神寶があるということになるのですが、事実はわかりません。


ちなみにここらの地名である喜連(きれ)は日本書紀にも登場する古い呼び名だそうです。