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ヨーロッパの国内リーグでは恐らく最もレベルが高いであろうACBは昨季順当にレアルが優勝したが、バスコニアがRS敗退、ムルシアが準優勝などサプライズもいくつかあった。
依然バルサとレアルが高い壁であることに変わりないが、中堅や下位クラスのチームさえも各国代表選手やNBAで一定のキャリアを築いた選手がいるなどハイレベルで見所が多い。
そんなACBで個人的に注目するチームは以下である。
サラゴサ
昨季RS12位の中堅チームであるが、今オフは堅実な補強をした。
退団は富山に加入してワット、静岡に加入したディレイニー、かつて某掲示板で名古屋加入を予想したクラヴィッチ、セルビア代表経験のあるシャマニッチ、長崎に加入したスミス、NBAドラ3のオカフォーなど。
新加入はモンテネグロ代表ビッグマンのドゥブリエヴィッチ、ポーランド代表スコアラーのスロウター、以下当ブログで東京に加入予想したイタリア代表PGのスピッス、以下当ブログで三遠に加入予想したスクラブなど。
残留はスペイン代表フォワードのユスタ、シューティングスキルの向上が見えたスリマノヴィッチ、スコアリングガードのヘインズなど。
退団して日本に行った選手が多いが、総合的に見てロスターがパワーアップしたと感じる。
このメンバーでもACBでプレイオフを目指すのは難しいかもしれないが、昨季より好成績を残せるのか注目したい。
個人的注目選手は新加入のドゥブリエヴィッチ。
バレンシアを退団してからヨーロッパでも有数の資金力を誇るゼニトでプレイしていたので再びユーロリーグチームに戻るかと思っていたらユーロリーグどころか予算が潤沢なわけではないサラゴサ加入で驚かされた。
サラゴサが出せるレベルのサラリーで獲得出来たならかなりお得だと思われ、目玉補強と言える。
ドゥブリエヴィッチはシュートとポストプレイが持ち味のビッグマンで、インサイドでもアウトサイドでも関係なく得点出来るのが強み。
久々にプレイするスペインで以前のような活躍が出来るのか楽しみにしたい。
バスコニア
スペインでは予算規模3位のチームでユーロリーグにも参戦しているが、昨季のACBでは30年ぶりくらいにRS敗退でヨーロッパバスケ界に衝撃を与えた。
よりハイレベルなユーロリーグではプレイオフに出場しているのにACBではRS敗退と信じられないサプライズだった。
退団はスペイン代表経験のあるフォワードのディエス、横浜に加入したコッツァー、スコアリングガードのマッキンタイル、オフボールビッグマンのコステロ、セルビア代表のマリンコヴィッチ、ゲームメイクが持ち味のチオーザなど。
新加入はフランス代表経験のあるキャバロット、NBAからヨーロッパ初挑戦となるフォレスト、ロールマンのホール、セルビア代表経験のあるヤラマズなど。
残留は理不尽スコアラーのハワード、リトアニア代表フォワードのセデカースキス、以下当ブログで川崎に加入予想したモニーケなど。
コステロとマリンコヴィッチの退団は大きなダメージになるのではないかと思っており、戦力的にもダウンかと思う。
ただ、ACBでは屈指のロスターということには変わりないので当然今季もプレイオフを逃すということになると大変な事態になってしまう。
個人的注目選手はセデカースキス。
機動力抜群でトランジション、シュート、ドライブが非常に強力。
運動量豊富でリバウンドも強く、シーズン中にバスコニアが早々と複数年の延長契約を結んだのは当然のことだった。
ホールとは相性が良さそうなのでフロントコートでのコンビにも注目したい。
バルセロナ
スペイン2強の一角で昨季はレアルにスイープされてベスト4だった。
昨季は予算46.5億でスペインでもヨーロッパでも2位の予算規模であるが、一昨期からは15億削っている。
今季の予算もヨーロッパトップクラスなことには変わらないだろう。
退団はセルビア代表フォワードのカリニッチ、フィニッシャーのシルヴァ、リトアニア代表ガードのヨクバイティス、スペインの英雄ルビオなど。
新加入は昨季NBAで平均17分出場していたメトゥ、昨季も加入の噂があったシュート力抜群のパンター、220オーバーのファル、フィジカルと身体能力抜群のアンダーソンなど。
残留はNBAドラ2のパーカー、アルゼンチン代表ガードのラプロヴィットラ、スペイン代表ビッグマンのエルナンゴメス、チェコ代表ビッグマンのヴェセリー、チェコ代表ガードのサトランスキー、スペイン代表ガードのブリズエラなど。
昨オフのエルナンゴメスとパーカーに続いて今オフもNBAからメトゥを獲得するなど相変わらずの資金力を見せており、レアルに対抗出来る唯一のチームと言える。
個人的注目選手は新加入のパンター。
先述したように昨オフにもバルサやNBAに移籍するとの話が出ていたが、1年経ってバルサ入りが実現した。
非常に高いシュート力を持っており、一昨季のABAプレイオフやユーロリーグプレイオフでツルヴェナやレアル相手に難しいタフショットを決めまくるアンストッパブルな活躍だった。
昨季は一昨季ほどのインパクトは残せなかったが、バルサでもあの意味分からないセレクションからシュートを決めまくれるのかどうか楽しみである。
レアル
昨季王者でプレイオフ無敗の全勝優勝で圧倒的な強さだった。
バルサが予算を減らしたとはいえ完全に敵なしだったので今季はどこがレアルを止めるのか大注目である。
退団はシューターのコウセル、フランス代表経験のあるポワリエ、NBA再挑戦を決めたヤブセレ、若手ガードのアロセンなど。
新加入はドミニカ共和国代表ガードのフェリス、元スペイン代表帰化選手のイバカ、スペイン代表ビッグマンのガルーバ、スコアリングガードのメイスなど。
残留はヨーロッパNo.1センターのタヴァレス、オールラウンダーのムサ、アルゼンチン代表PGのカンパッソ、クロアチア代表フォワードのヘゾーニャ、スペイン代表ガードのリュル、アルゼンチン代表フォワードのデックなど。
ヤブセレとポワリエが抜けたので戦力的にはダウンだと思っているが、そもそもが圧倒的なチームなので2人抜けたくらいで優勝候補筆頭格から退くことはないくらいの豪華ロスターである。
RSでどれくらい負けないかの方が注目すべき部分かもしれない。
個人的注目選手はムサ。
205センチのスイングマンでシュートもドライブもハイレベルなオールラウンドスコアラー。
昨季も1人で戦局を大きく変える場面が目立ち、スーパースター軍団のレアルの中でもタヴァレスと並んで重要な選手だと思っている。
これでまだ25歳というのは今後10年はムサが猛威を振るってもおかしくない。
ウニカハ
ブリズエラがいなくなったにも関わらず昨季レアルを押し退けRS1位でプレイオフベスト4に輝いた強豪チーム。
核となる主力が数年変わっていないことがチームの強み。
退団はベテランビッグマンのトーマス、オフボールビッグマンのシマなど。
新加入はサマーリーグでシュートを高確率で決めていたティリ、セブンフッターのバルチェロウスキーなど。
残留はモンテネグロ代表ガードのペリー、過去に某掲示板で川崎加入を予想したビッグマンのクラヴィッシュ、スコアリングガードのカーター、スイングマンのテイラー、シューターのカリノースキ、フィジカル抜群なフォワードのエジム、以下当ブログで東京加入を予想したオセトコウスキなど。
オセトコウスキはバルサに加入する話もあったが、ウニカハに戻ってきたのは何より。
今季も主力選手は大きく変わらず、しっかり選手をキープするのは見事であり、従来通り完成度の高いチームが見られそう。
個人的注目選手は新加入のバルチェロウスキー。
パナシナイコスではFG7割近い高確率で効率的に得点。
オセトコウスキとは違うタイプでバルチェロウスキー加入でビッグマン層が強化された。
ペリーとのコンビも楽しみ。
バレンシア
レアル、バルサ、バスコニアとともに勝手にスペインの4大チームと呼んでいるビッグチームであるが、昨季は準優勝したムルシアに負けてベスト8止まりだったz
オフの動きは以下ユーロカップ特集で述べたので割愛。
メンバー的にもプレイオフを逃すわけにはいかないチームだろう。
個人的注目選手はオジェレイ。
非常にフィジカルの強いフォワードでドライブやポストプレイ、シュートまでこなす万能ぶりは強烈。
シーズン中の時点で延長契約を結んでおり、バレンシア側にとっても優先度の高い選手だったのが見て取れる。
得点が上位になるとは思っていないが、昨季のように攻守でインパクトあるプレイを期待したい。
以上が今季注目するチームであるが、選手単位で見れば各チームに見たい選手や好きな選手がいて本当に目が離せないリーグである。
優勝予想は当然ながらレアルと迷ったが、今季はバルサとしたい。