☔60代のスローライフ☔                         日々の暮らしを心地よく丁寧に生きる…いきいきとした老後の自立と心ゆたかな暮らし方を模索中                           プロフィールはこちらです🏡

 

父の日に『蜘蛛の糸』芥川龍之介

 

 




 


わたしが勤める塾では

生徒さんたちの 内面の質 集中力などの向上を促すために


小さな子ども達にも

日本を代表する文学にふれさせて

深い意味など 全ては分からなくても

美しい日本語に出会うため

算数や国語とは別に

いつも

短歌や 俳句等も学習します



6月のこの時期には

俊恵法師 作の


〜夏の野は 

 咲きすさびたる あぢさゐの 

    花に 心をなぐさめよとや〜


という 和歌にもふれます



この人は平安時代末期の歌人で 東大寺の僧であったことから

俊恵法師と呼ばれ

源俊頼の息子でしたが、

17才の時 父を亡くした その哀しみ 淋しさを

咲き乱れるように咲いている紫陽花を観て心癒されたよ…という歌です





マイナポイントで 

欲しかった新しい散水器を購入し


次々と色づいていく紫陽花に

毎日 気持ちよく水を撒いています



きれいに咲いてくれる紫陽花

1番に義父母へ御供えをして



そして 父の日には

亡き実家の父のお墓参りに行き

この庭の紫陽花を手向けて来ました





20才で結婚をして 自分の至らなさに

直ぐに後悔をして 

帰りたい…(泣)


と 泣き言を実家の父に告げたら


その年に 父がくも膜下出血で倒れ他界


哀しくて 淋しくて

わたしのせいで 父がショックで亡くなった…

そう思うと 余計に辛かったです




文学の素晴らしさは…


毎日涙していた ある日


ふと 目の前に

蜘蛛が 出てきて…

その蜘蛛を見たとき

芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の文章が頭に浮かびました



お釈迦様が

地獄に落ちたカンダタに 一度だけ

極楽へ昇るチャンスを与えるため

一本の蜘蛛の糸を垂らす…


蜘蛛は お釈迦様の使い…



義母は

「昼の蜘蛛は⚫したらアカン!でも、

夜の蜘蛛は親と思っても⚫せ!」…とあせる怖いことを言いながら…

いつも 夜に蜘蛛を見つけると

やっきになり 追いかけていましたが



蜘蛛さんも夜と昼とでそこまで

同じ人からの対応が違ったらビックリやろな〜(^_^;)…あせるあせる

と 眺めておりましたが…



父が亡くなったことで 


糸で垂れて目の前に現れた蜘蛛を見てはわたしは

父がメソメソしているわたしを励まそうと来てくれたドキドキ



…と思うようになり



大阪と言えども

けっこう自然豊かな立地の わが家

しょっ中 見る蜘蛛に

お父さん

会いに来てくれたん?! ありがとう

わたし もう 大丈夫 


と 声をかける 笑♪



メソメソしている場合ではない!

実家には まだその頃

高校生だった妹達や 中学生だった弟がいるのだから



そうして



夫は それから

わたしの 妹や弟の

お父さん代わりになってくれ

彼女 彼らの 節目節目の時には必ず相談にのってくれ 力になってくれて

今に至ります






父の日に

思うことは


アジサイの花


『蜘蛛の糸』芥川龍之介


そして…

ウチの漱石=夫 への感謝…かな 









二人のお嫁さん方
ウチの漱石へのお心遣い
ありがとう〜 好物ばかり!
感謝です ラブラブラブラブ







5月によく読まれた記事













 

 

いつも温かい

「いいね🍀」やフォローをありがとうございます

 

感謝❣️

 

 

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