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un piquillo de amarillo

リーガ・エスパニョーラのサッカークラブ、ビジャレアルCFの歩みの記録

無敗対決を半日後に控えた土曜日午前中にGuardianでこの記事 を読んだ時、qoly.jpが記事にしそうなネタだなと思いました。qoly.jp によると最終節は劇的な展開だったようですが、Guardianの記事だけでもアイスランドリーグに興味をそそられます。


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アイスランドリーグ、最終節での無敗対決
Iceland’s invincibles set for showdown as top two collide in final game
Guardian、2014年10月3日を抄訳

12クラブで開催されているアイスランドリーグ、ウルヴァルステイルトは22節中21節を終え、FHとストヤルナンの2クラブが無敗で今週末の最終節を迎える。首位のFHは15勝6分で勝ち点51、2位のストヤルナンは14勝7分で勝ち点49であり、両クラブは最終節で直接対決を行う。引き分けの場合はFHが優勝し、ストヤルナンは無敗ながら2位となる。アイスランドのサッカーファンは最終節での無敗対決に興奮しており、この試合だけはキックオフ時間が変更されてテレビ中継される。

FHはアイスランドにおけるマンチェスター・ユナイテッドのようなクラブであり、一方のストヤルナンは主要タイトルを獲得したことがないクラブである。ストヤルナンは2012年と2013年にはアイスランドカップ決勝に進出したが、どちらの試合にも敗れて準優勝に終わった。今夏にはヨーロッパリーグに出場し、予選1回戦、予選2回戦、予選3回戦を勝ち上がったが、予選プレーオフではイタリアのインテルに2試合合計0-9で敗れた。



1977-78シーズンにはペルージャ(イタリア)が無敗ながら、3敗を記録したACミランに次ぐ2位でシーズンを終えた。1951年にはスパルタク・ソフィア(ブルガリア)が、1977-78シーズンにはベンフィカ(ポルトガル)が、1985-86シーズンにはガラタサライ(トルコ)が、2007-08シーズンにはレッドスター(セルビア)が、無敗ながら2位でシーズンを終えている。アイスランドの場合は無敗クラブが2クラブ生まれる可能性があるが、イタリア・ブルガリア・ポルトガル・トルコ・セルビアでは優勝クラブは1敗以上を記録している。

「あなたは観客の少なさを笑うかもしれないが、この試合には6,000人も入るかもしれません。しかし、アイスランドの人口が30万人しかいないことを思い出して下さい。FHは人口25,000人の町のクラブであり、ストヤルナンは14,000人の町のクラブなのです。このふたつの町はとても近く、アウェーサポーターも歩いてスタジアムに来ることができます」

「この国ではすべてのサッカーファンがイングランドのチームのファンでもあります。FHのサポーターはイングランド人のSam HewsonとSam Tillen、スコットランド人のSteven Lennonがいることが自慢です。Hewsonはマンチェスター・ユナイテッドのアカデミー在籍経験があり、Tillenはチェルシーのアカデミー在籍経験があり、Lennonはレンジャーズのトップチームでプレーしていました。一方のストヤルナンはアイスランド人ばかりで、Wikipedia英語版に記事があるのは4人だけなのです!」


ストヤルナンが劇的な逆転優勝。

2014 アイスランドリーグ順位表(最終節前)
順位 勝点 勝-分-負 クラブ
1位 51  15-6-0  FH
2位 49  14-7-0  ストヤルナン

2014 アイスランドリーグ順位表(全日程終了)

順位 勝点 勝-分-負 クラブ
1位 52  15-7-0  ストヤルナン
2位 51  15-6-1  FH


久々にビジャレアルの話題。8月28日のヨーロッパリーグ予選プレーオフ・アスタナ戦でトップデビューし、9月14日のグラナダ戦でリーガデビューした左SBアドリアン・マリンは1997年生まれの17歳。なかなか男前です。ハウメ・コスタがいない時はルカヴィナとの併用になるのか、今後の起用法が楽しみ。

過去にトップチームデビューした選手を調べてみた。

ビジャレアルの下部組織出身選手
※BDFutbolなどを参考にat調べ。
※定義は「ビジャレアルBを経てビジャレアルの試合に出場した選手」。ムサッキオなど、他クラブでトップチームデビュー後にビジャレアルBに加入した選手も含む。
※色付き字は現所属選手。Bチーム所属選手、ローン移籍中の選手なども含む。

●1999年、ビジャレアルB創設
99-00 0人
00-01 0人
01-02 0人
●2002年、ビジャレアルC創設
02-03 4人 フォント、アルソ、シスコ・ナダル、ベルサ
03-04 1人 カソルラ
04-05 1人 アルカンタラ
05-06 1人 ルビオ
06-07 3人 マルキートス、ジョナタン・ペレイラ、ブルーノ
07-08 1人 フアン・カルロス
08-09 4人 ジョルディ・パブロ、マリオ、マティージャ、ジョアン・トマス
09-10 5人 ムサッキオ、マルコ・ルベン、キコ、フステル、グジョン
10-11 8人 カタラ、ムバラク、モンテーロ、J・オリオル、クリストバル、トマス、ナチョ、ニールセン
11-12 6人 エルナン・ペレス、ホセル、ハウメ・コスタ、ルジューヌ、モイ・ゴメス、ボルダス
12-13 8人 トリゲロス、ジェラール、マリーニョ、イニゲス、トリビオ、トゥルジョルス、P・ゴンサレス
13-14 2人 マティアス・ナウエル、エドゥ・ラモス
14-15 1人 アドリアン・マリン

血を分けた兄弟が常に友人とは限らない
Brothers by blood, but not always friends
http://www.lfp.es/en/news/brothers-by-blood-but-not-always-friends
LFP、2014年9月4日を基にして色々追加


同じクラブに所属する兄弟

ジオバニとジョナタンのドス・サントス兄弟はメキシコ出身だがバルセロナの下部組織を昇格していった。2008年にジオバニがトッテナムに移籍したことで離れ離れになったが、ジオバニは2013年夏にビジャレアルに移籍、ジョナタンは2014年夏にビジャレアルに移籍して再会した。

リーガ・アデランテ(2部)では2組の兄弟が2014年夏に再会を果たしている。ミゲル(1984年生)とハビエル(1984年生)の双子のフラーニョ兄弟はオサスナの下部組織出身であり、ハビエルは2009年にパンプローナのクラブを去ったが、この夏に再びオサスナに加入してプリメーラ昇格を目指している。

リーガ・アデランテのラス・パルマスには2組の兄弟が存在する。ダニ(1987年生)とハビ(1987年生)の双子のカステジャーノ兄弟、モモ(1982年生)とエクトル(1988年生)のフィゲロア兄弟である。カステジャーノ兄弟は2008年にともにマヨルカに移籍し、2011年にともにラス・パスマスに復帰している。フィゲロア兄弟はともにフォワードだが6歳離れており、2014年にエクトルがトップチームに昇格したことで兄弟がそろい踏みした。2014-15シーズン第5節時点では同時出場は実現していない。

ジョアン(1986年生)とエドゥ(1986年生)の双子のオリオル兄弟はともにイングランドのブラックプールに在籍。2014年夏に揃ってイングランドに渡り、2006年のレウス以来8年ぶりの再会を果たした。ジョアンは9人目の契約選手、エドゥは17人目の契約選手である。プレシーズン開始時に8人しか選手がいなかったことで話題となったチームで出場機会を得ている。


ドス・サントス兄弟

異なるクラブに所属する兄弟
サウール(1994年生)はアトレティコ、アーロン(1989年生)はエルチェ、ニゲス兄弟はリーガBBVA(1部)の異なるクラブに所属している。ふたりの父ホセ・アントニオも1980年代にエルチェの選手だった。なお、長男ジョニー(1985年生)はポルトガルのリオ・アヴェに所属している。

レアル・マドリードとエスパニョールにも兄弟がいる。ナチョ(1990年生)とアレックス(1992年生)のフェルナンデス兄弟はともにメレンゲの下部組織出身だが、2013年夏にアレックスがエスパニョールに移籍し、それぞれの道を歩んでいる。ふたりは2014年1月28日のコパ・デル・レイ準々決勝セカンドレグで初対戦した。

フラン(1991年生)とベルナルドのクルス兄弟はコルドバ出身であり、2014年夏にはフランがアルコルコンに、ベルナルドがラシン・サンタンデールにローン移籍した。アルコルコンとラシンは2014年11月30日に初対戦する予定である。

アライン(1990年生)とエネコ(1990年生)の双子のエイスメンディ兄弟はレアル・ソシエダの下部組織出身。エネコはトップチームでリーグ戦1試合に出場したが、アラインはソシエダのトップチーム出場歴はない。2014-15シーズンはエネコがセグンダB(3部)のベティスBで、アラインがセグンダのレガネスでプレーしている。


異なる国でプレーする兄弟

ホセ・マリア(1987年生)とフアンミ(1987年生)の双子のカジェホン兄弟はそれぞれイタリアとボリビアでプレーしている。ホセ・マリアはエスパニョールで活躍後にレアル・マドリードに買い戻され、2013年にナポリに移籍してベニテス監督の貴重な戦力となっている。フアンミも同じくカスティージャ出身だが、2013年1月にギリシャのクラブに、7月にボリビアのクラブに新天地を求めた。

セルヒオ(1987年生)とフランシス(1987年生)の双子のスアレス兄弟はラス・パルマスの下部組織出身。2005-06シーズンには揃ってカスティージョCFにローン移籍している。2013年にはフランシスがトルコのインテル・テュルクに、2014年にはセルヒオがタイのポリス・ユナイテッドに、それぞれ国外に新天地を求めた。

ハビ(1982年生)とエミリオ(1982年生)の双子のゲーラ兄弟はともにストライカー。ハビはバリャドリードでの直近4シーズンで68点を挙げており、2014年夏にはプレミアリーグのカーディフに移籍。エミリオの経歴はハビより控えめだが、2005-06シーズンにはグラナダBで22得点、2006-07シーズンにはサラゴサBで42得点、2012-13シーズンにはマラガBで26得点と、下部リーグでは確かな実績。2014-15シーズンはルーマニアのクラブで背番号99を背負う。


カジェホン兄弟

登場した選手(12組)

ジオバニ・ドス・サントス、ジョナタン・ドス・サントス
ミゲル・フラーニョ、ハビエル・フラーニョ
ダニ・カステジャーノ、ハビ・カステジャーノ
モモ・フィゲロア、エクトル・フィゲロア
ジョアン・オリオル、エドゥ・オリオル
アーロン・ニゲス、サウール・ニゲス、ジョニー・ニゲス
ナチョ・フェルナンデス、アレックス・フェルナンデス
フラン・クルス、ベルナルド・クルス
アライン・エイスメンディ、エネコ・エイスメンディ
ホセ・マリア・カジェホン、フアンミ・カジェホン
セルヒオ・スアレス、フランシス・スアレス
ハビ・ゲーラ、エミリオ・ゲーラ


血を分けていない兄弟選手はリーガにいるのだろうか。

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9月20日(土) 12:00-
浜松 1-1 湘南
前半 0-0
後半 1-1

得点者
26分 剣持貴充(浜松)
33分 中村猛(湘南)

12:00からは11位アグレミーナ浜松vs10位湘南ベルマーレ。勝ち点差はわずか1、ともに今季2勝目をかけて戦う。東海のチームと言うことで浜松目線で観戦。

上位対決だった先ほどの試合に比べると各選手のポジションチェンジが少なく、浜松はパスの出しどころに困ってサイドラインに逃げること多数。最初の10分間 はGKの見せ場がほとんどなかった。浜松の中村友亮と7番江藤正博はこのメンバーでは目立っており、154cmの中村はマークを外すのが抜群にうまい。 GK川原永光はなんでもないバックパスを受けられないことが複数回あったが、単に守備範囲が狭いだけなのか、集中力を欠いていたのか。浜松の前半終了間際 のCKは1本もシュートに結びつかず、ちぐはぐな攻撃という印象を受けた。前半は両チームともタイムアウトを取らず、プレーイングタイム20分はたった 32分間で終了した。

ハーフタイムにはFリーグの公式ソングを歌うVoxrayがピッチ上でミニライブ。後半6分、剣持貴充がFKを直接 決めて浜松が先制。33分には湘南の中村猛が同点ゴールを決めて1-1。この試合中に湘南の応援席からは太鼓や鳴り物の音が聞こえず、浜松応援団が鳴らす 打楽器2種類の音だけがアリーナに響いていた。



湘南の選手と浜松の応援団

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9月20日(土) 14:00-
北海道 2-0 すみだ
 前半 1-0
 後半 1-0

得点者
04分 鈴木裕太郎(北海道)
---ハーフタイム---
26分 室田祐希(北海道)

第2試合と第3試合の合間にはこの日のグリーンアリーナでは、入口から奥、審判席や両チームベンチから見て左手の客席に座った。左手にはホームチームの応援 団が陣取るらしく、第1試合はバサジィ大分、第2試合はアグレミーナ浜松、第3試合はエスポラーダ北海道の応援団が近くに陣取っていた。北海道は前日の 19日(金)19:30からもここグリーンアリーナで試合があったが、この応援団もいたのだろうか。距離的にも人数的にも北海道からは飛行機しか交通手段 がないはずで、毎試合アウェーゲームに駆けつける熱意には頭が下がる。

8月の駒沢セントラルでお気に入りになったすみだの視点で観る。前 半2分にすみだの緩いシュートが決まりかけるも、北海道のGK関口優志がライン上で食い止める。関口は15分にもライン上でボールを止めたシーンがあっ た。4分には関口からのロングボールに鈴木裕太郎がダイレクトで合わせて北海道が1-0と先制。すみだのGK揚石創の飛び出しの判断ミスもあったが、 フィードと鈴木のボレーシュートを褒めるべき。ドリブルを持ち味とするチーム同士の対戦と言うこともあり、第1試合、第2試合と比べて遥かに攻守の入れ替 わりが激しい。

この試合では宮崎暁のボールロストが目立ったように感じた。すみだは惜しいシーンを何度も作るものの得点できず、26分に は北海道の室田祐希に追加点を奪われた。試合は2-9と北海道の勝利で終了。不完全燃焼のすみだは翌日20日(日)の試合にも敗れて2連敗となってしまっ た。



9月19日(金)から21日(日)にはFリーグの神戸集中開催、いわゆる神戸セントラルが行われました。

9月20日(土) 10:00-
大分 3-2 名古屋

前半 1-2
後半 2-0

03分 森岡薫(名古屋)
14分 ディドゥダ(大分)
17分 森岡薫(名古屋)
---ハーフタイム---
35分 森村孝志(大分)
39分 小曽戸允哉(大分)



阪急京都線、阪急神戸線、神戸市営地下鉄と乗り継ぎ、9:30にグリーンアリーナ神戸に到着。ほとんど2時間かかった。京都から神戸は遠い。

10:00に首位名古屋オーシャンズvs3位バサジィ大分の首位決戦がキックオフ。名古屋はシンビーニャが累積警告で出場停止。本日の先発はGKが篠田龍馬、FPが北原亘、ラファエルサカイ、吉川智貴(C)、森岡薫。3分に吉川と森岡のパス交換から森岡が1-0の先制点。先制点後、名古屋はFPを1枚ずつ、淡々と静かに変えていく。前半5分までに4人とも交代し、星龍太、白方秀和、渡邉知晃、ペドロ・コスタの4人に。日本人は3人とも9月の静岡合宿に選ばれた現役日本代表だけど、先発4人のほうがパスの回し方がスムーズだった印象。この日の白方はシュートを何本もふかしたり、簡単にブロックされたり、明らかなファールを犯したり散々だった。白方は足が長くて重心が高く、180cmと大柄なのに重心が低く見える渡邉とは対照的。

前半8分頃からは再び淡々とした選手交代を行い、森岡や吉川が再登場した。14分、CKこぼれ球からディドゥダがボテボテとしたシュートを決めて大分が1-1と同点に。17分には相手GK村山竜三のスローイングミスをついて森岡が2-1となるゴール。再び名古屋がリードし、同点で前半を終えた。

後半8分には森岡が痛んでタンカが登場。10分には吉川がレッドカードを受けてFP数が1人少なくなるが、名古屋は難なく2分間を切り抜けた。名古屋は最低2本はパスをつないでからボールを放り出すことで、大分の攻撃時間を短くしていた。篠田は飛び出しの判断も良かったが、ロングフィードの精度だけはいまいち。後半15分には前半同様に当たり損ねのゴールを決められて2-2。名古屋は残り3分でパワープレイに入り、残り58秒には無人のゴールにロングシュートを打たれるもバーに当たって命拾いしたが、残り13秒で小曽戸允哉にロングシュートを決められた。2-3で大分が勝利した。

名古屋のベンチ入り選手は11人。控えGK矢澤大夢とFP八木聖人には出場機会がなく、2日連続での試合の1日目かつ退場者も出したのにFP8人で40分間を回した。大分の2点は当たり損ねのシュートであり、よく言えば不運なゴールだった。名古屋は得点の匂いがしないパワープレイを行い、きっちりパワープレイ返しを決められた。翌日曜日には2位浦安に負け、2位と3位相手に2連敗となった名古屋。浦安・大分との勝ち点差はこの週末に8から一気に2まで縮まり、レギュラーシーズン1位争いが面白くなった。

Fリーグ順位表 12節終了時(神戸セントラル開催前)
1位 31 名古屋
2位 23 浦安

3位 23 大分

Fリーグ順位表 14節終了時(神戸セントラル開催後)
1位 31 名古屋
2位 29 浦安

3位 29 大分


とてもきれいなアリーナ
2強(レアル・マドリード、バルセロナ)
 約1億9000万ユーロ

2強の後ろ(アトレティコ)
 約6600万ユーロ

第3集団(セビージャとバレンシア)
 4500万-5000万ユーロ

中流上位階級(マラガ、ビジャレアル、ソシエダ、アスレティック)
 3000万-4000万ユーロ

中流下位階級(オサスナ、ヘタフェ、グラナダ、エスパニョール、ベティス)
 1400万-2300万ユーロ

底辺層(アルメリア、ラージョ、バリャドリード、レバンテ、エルチェ、セルタ)
 1100万-1400万ユーロ


はじめてDMMのFリーグ無料ライブ配信を観てみました。


2014年9月14日(日) 14:00-
名古屋オーシャンズ 6-4 エスポラーダ北海道
          前半 2-4
          後半 4-0

14:11  0-1  ????(北海道)
14:24  1-1  渡邉知晃(名古屋)
14:31  2-1  ラファエルサカイ(名古屋)
14:31  2-2  ????(北海道)
14:37  2-3  ????(北海道)
14:39  2-4  水上玄太(北海道)
-----ハーフタイム-----
15:18  3-4  森岡薫(名古屋)
15:22  4-4  ラファエルサカイ(名古屋)
15:28  5-4  吉川智貴(名古屋)
15:32  6-4  シンビーニャ(名古屋)


こんな画面

Fリーグchを配信するDMMは、毎節1試合を無料配信している。今節は名古屋対北海道の試合が無料配信された。スコアのみが表示されたとてもシンプルな画面である。

14:00に試合開始。経過時間や残り時間がわからないため、時間をメモしながら観る。名古屋のポゼッション率が高いいつもの展開で、北海道はボールを奪ったら速攻に走る。14:11に北海道の(おそらく)本田が先制点。経過時間は6分頃?だろうか。累積ファール数もわからない。

14:24には名古屋の渡邉が同点ゴール。斜め後ろからのロングボールをダイレクトボレーで豪快に決めた。14:25頃からは画質があやしくなり、10秒再生すると10秒フリーズするようになった。前半終了までに名古屋が1点、北海道が3点決めたが、どんなプレーだったのかまったくわからない。14:40頃にプレーイングタイム20分の前半が終了。圧倒的に支配しているはずなのにゴール前のプレーに正確性を欠く名古屋。

2-4で始まった後半の14:59、CKのこぼれ球を奪った北海道がカウンター。ゴールライン上で白方がクリアして失点を防ぐ。負け試合だと思って観ていたが、このプレーもあって後半序盤にはスコアが動かない。

15:18、森岡がミドルを決めて1点差の3-4とすると、15:22にはラファエルサカイが決めて4-4の同点に。15:27、息を吹き替えした名古屋は残り2'33でパワープレイに入り、1分後にはキャプテンの吉川が逆転ゴールを決めた。その後は北海道がパワープレイに入るが、15:32、残り1秒でシンビーニャのゴールが決まり、6-4で名古屋が
勝利した。

Fリーグを現地観戦するとき、試合中には電光掲示(スコア・経過時間)、審判席(累積ファール数)、両チームのベンチ(交代選手)を頻繁に確認する。この無料ライブ配信ではそれらがなく、特に時間表示がないのは困った。無料配信の取り組み自体はとてもありがたいので、今後Fリーグ配信の需要が増えてカメラ台数が増え、時間表示が出ることを期待したい。
ラージョに現れた8年に1人の逸材
9月10日、「8シーズンで獲得した101選手はすべて無料…ラージョの驚くべき補強戦略」という記事がサッカーキングに掲載されました。元ネタはasの「Rayo Vallecano: 101 fichajes en ocho campañas a coste cero」で、Goal.comスペイン語版なども同じネタを掲載。これによると、ラージョは2007年夏からこの2014年夏まで移籍金ゼロでの補強を継続しているそうです。セグンダのクラブはほぼ全クラブが移籍金ゼロで補強を行っていますし、プリメーラ下位でも年間の支出移籍金ゼロはざらですが、8年も継続した上にスポーツ面での結果も残しているのは素晴らしいと思います。

この記事がある一方で、8月下旬頃に私が見たサイトでは、今夏のラージョの支出金額は0ユーロではなく50万ユーロとなっていました。フリートランスファーのはずのヨアン・モヒカに移籍金50万ユーロが発生していた可能性があるようです。


ヨアン・モヒカ(Johan Mojica)
* 2011-2012 アカデミカ(COL)
* 2012-2014 リャネロス(COL)
: 2013     →デポルティーボ・カリ(COL)on loan
: 2013-2014  →ラージョ(ESP)on loan
* 2014-    ラージョ(ESP)
: 2014-     バリャドリード(ESP)on loan



ウルグアイの大統領みたいな名前のモヒカは1992年生まれのコロンビア人。コロンビア2部のリャネロスから強豪デポルティーボ・カリへのローンを経て、2013年夏にラージョにローン移籍しています。ラージョでは左サイドバックの控えとして12試合に出場し、この夏にラージョと4年契約を結びました。その後すぐにセグンダ(2部)のバリャドリードにローン移籍しています。

移籍金50万ユーロが本当なら、ラージョが2006年以来8年ぶりに移籍金を支払った選手ということになります。金欠ラージョが控えサイドバックに大金を支払うのか、大金を支払った選手をすぐにローンに出すのかは疑問で、実際にはasがいうように移籍金はかからなかったのではないかと推測します。移籍元のリャネロスにしてみれば移籍金が発生したことにしたほうが都合が良いかもしれません。

移籍金の支出金額表を見ると、上位勢ではアスレティックの少なさが際立っています。CLグループリーグ突破を目指すクラブとしては深刻なレベルで選手層が薄いのですが、スペイン国籍以外のバスク人選手を獲得する気はないのでしょうか。新しい道に踏み出すなら、歯車がうまく回っている今がよい機会だと思います。

最貧クラブ・エイバルが移籍金を支払っているのが驚き。内訳は10万ユーロの選手と20万ユーロの選手がひとりずつで、2人分でわずか30万ユーロなのが泣けてきます。お金を使いたくて仕方ないクラブ(バ●セロナとか)、お金を使いたくても使えないクラブ(アスレティック)、貧乏生活が長すぎてお金の使い方を忘れてしまったクラブ(レアル・ソシエダ。褒めてます)、お金がないクラブ(大多数)が揃って、リーガは今季も通常営業中。

土曜夜に三宮センター街を歩いていたところ、蛮 -BANG-さんという方のダンスパフォーマンスに出くわしました。神戸ではパフォーマーをよく見かける。京都だと彼らはどこで活動してるんだろ。


9月13日(土) 14:00- 神戸市立中央体育館
シュライカー大阪 7-3 バルドラール浦安
         前半 4-3
         後半 3-0

01分  1-0  林浩平(大阪)
03分  2-0  村上哲哉(大阪)
12分  2-1  深津孝祐(浦安)
14分  2-2  高橋健介(浦安)
15分  3-2  林浩平(大阪)
16分  3-3  星翔太(浦安)
17分  4-3  ヴィニシウス(大阪)
-----ハーフタイム-----
35分  5-3  OG
36分  6-3  宮竹晴紀(大阪)※GK
39分  7-3  佐藤亮(大坂)


文教地区である大倉山にある神戸市立中央体育館の竣工は1965年。半世紀前の建築物と言うことで通路が暗く客席が窮屈ですが、山の向こうにあるグリーンアリーナ神戸に比べて、市街地からのアクセスの良さは抜群です。

前半
大阪の先発は、GKが宮竹晴紀、FPが森秀太、林浩平、ヴィニシウス、村上哲也。さわやかイケメンのGK清家大葵はベンチスタートでした。

前半はどちらのペースともいえない一進一退の攻防が続く。1分と3分、ゴール前のワンタッチでコースを変える技ありシュート2本(林浩平・村上哲哉)で大阪が2点を先行しますが、12分と14分には続けて失点して追いつかれます。その直後の15分には林がFKを直接決めて3-2としますが、その1分後には左45度から星翔太にゴラッソボレーシュートを決められます。17分には右で受けたヴィニシウスがワンステップでシュートを作り、前半だけで3度目の勝ち越し点で4-3としました。

大阪は早い時間に5ファールを犯し、前半残り3秒でついに浦安に第2PKが与えられますが、これはGK宮竹が防ぎました。この試合のもっとも重要なプレーだったかもしれません。

浦安はフィット感あふれるパンツをはいており、プリプリしたお尻が目立つような気が。大阪の選手がドリブルを行うのはゴールまでの道が開けたときだけですが、浦安の選手は横や斜め前へのドリブルも多用し、1人1人のボール保持時間が長い。髪を後ろで束ねた小宮山祐輔はフィクソの位置からサッカーのようなスルーパスを出します。


試合前の大阪の集合写真

前半残り3秒、第2PKでの完山対GK宮竹

後半
ハーフタイムにはフリースタイルフットボーラーが登場してパフォーマンス。流す音楽を間違えられるミスがありかわいそうでした。また、本日の主催者デウソン神戸のウェブサイトからは、彼の名前すら見つけることもできませんでした。

後半はスコアの動きがなく、4-3の時間が続きます。27分には大阪が早くも5ファールとなり、残り13分を第2PKにおびえながらプレーすることに。31分には浦安も5ファールとなり、1点差ということもあり両者ファールを犯せない展開になります。

試合終盤の35分にはついに試合が動き、江口の得点で大阪が5-3。タイムアウト後には浦安がパワープレイに入りますが、完山徹一?の強引なシュートを大坂のGK宮竹が防ぐと、一転ロングシュートを沈めて6-3。大阪は終了間際の39分にも無人のゴールにボールを流し込み、7-3で勝利しました。

最終的には4点差が付きましたが、ファールひとつで結果が変わっていそうな緊迫した試合でした。



試合後にサポーターに挨拶する大坂の選手。客席の左側8人が大阪のサンバ楽隊



9月13日(土) 16:30- 神戸市立中央体育館
デウソン神戸 4-1 ヴォスクラーレ仙台

02分  1-0  岡崎チアゴ(神戸)
19分  2-0  相井忍(神戸)
-----ハーフタイム-----
36分  2-1  佐々木諒(仙台)
39分  3-1  冨金原徹(神戸)※GK
39分  4-1  鈴村拓也(神戸)



試合前に円陣を組む神戸。ひとり顔を挙げているのがキャプテンの西谷


本日の主催者であるデウソン神戸対ヴォスクオーレ仙台。仙台のプレーを見るのははじめてですが、ピヴォ2人は180cmの渡邉一城と186cmの唐澤広彰。ガタイの良い選手が背筋を伸ばしてプレーするので威圧感がありました。

試合は神戸が前半に2点を先行する展開。仙台は後半を目いっぱい使ってパワープレイ。本職GKのクロモトがパワープレイ要員になり、どのFPよりもスムーズなパス回しを見せていました。36分には仙台がついに1点を返しますが、終了間際には神戸のGK冨金原徹と鈴村拓也(本日が誕生日)の得点が決まり、神戸が4-1で勝利しました。

神戸は1タッチ、2タッチ、せいぜい3タッチでよどみなくパスを回します。須藤慎一と田中智基はキックとそのフォームが美しく、サッカー選手のよう。キャプテンでアジア優勝メンバーの西谷良介は本調子でないのか、出場時間が短く、決定的なプレーもありませんでした。

仙台のパワープレイはいやらしい。GKも含めた5人のパスが乱れないので神戸は防戦一方で、精神的なプレッシャーをかけることにも成功していました。結果的には成功しませんでしたが、パワープレイ中は常に得点の匂いを感じさせていました。



試合後に挨拶する仙台の選手と仙台を称える神戸のサポーター

セサル・アルソがイスラエルのクラブに移籍
セグンダ(2部)のサラゴサでプレーしていたセサル・アルソがベイタル・イェルサレムに移籍しました。

1986年生まれのアルソは186cmの長身センターバックで、ビジャレアルからデビューした後、レクレアティーボ、バリャドリード、ヘント(ベルギー)、サラゴサを転々としてきた渡り鳥です。2008年から2010年には異なる3クラブで3シーズン連続降格を経験しています。

アルソはヴィラ=レアル出身で、ビジャレアルの生え抜き中の生え抜き。とても期待していたのですがビジャレアルでは大成しませんでした。

2002-03シーズン、アルソは16歳でデビューしています。このシーズンにデビューしたのはアルソ、シスコ・ナダル、エクトル・フォント、ベルサの4人。2003-04シーズンにはサンティ・カソルラがデビューしていますが、アルソらはビジャレアル下部組織からの第1期デビュー生といえると思います。

第1期生4人はいずれもU-19かU-21スペイン代表歴を保持。このシーズンに16歳から18歳の若さでしたが、最終的にビジャレアルのレギュラーとなったのはフォントだけでした。

最近ではマッカビ・テル・アヴィヴなどでスペイン人が監督を務め、それにともなって何人かのスペイン人選手がイスラエルでプレーしています。しかしベイタル・イェルサレムの監督はイスラエル人で、スペイン人選手はアルソ以外にいないようです。

イスラエルリーグの外国人枠は5人、ユダヤ系であるとかイスラエル人の妻がいる場合は外国人枠適用外のようですが、アルソは外国人選手登録。なぜスペイン2部でプレーしていたアルソがイスラエルに呼ばれたのだろう。

アルソの経歴
* 2003-2008 ビジャレアル(1部)
: →2006-2007 レクレアティーボ(1部) on loan
: →2007-2008 レアル・ムルシア(1部) on loan 降格
* 2008-2009 レクレアティーボ(1部)降格
* 2009-2011 バリャドリード(1部→2部)
* 2011-2013 ヘント(ベルギー)
* 2014 サラゴサ(2部)
* 2014- ベイタル・イェルサレム(イスラエル)


サラゴサでのアルソ


エクトル・フォントがオビエドに移籍
セグンダ(2部)のエルクレスでプレーしていたエクトル・フォントがセグンダB(3部)のオビエドに移籍しました。エルクレスは2部から3部に降格しているため、実質的には同一カテゴリー間の移籍になります。

フォントはアルソと同じくヴィラ=レアル出身。生え抜き中の生え抜きで、プリメーラ(1部)ではビジャレアルとオサスナでプレー。2009年からはずっとセグンダでプレーし、今夏に再び1カテゴリー落とすことになりました。ビジャレアル時代にはカソルラより期待されていた時期もある選手。カソルラとは同い年でプレースタイルも似ていますが、キャリアには大きな差が付きました。

フォントの経歴
* 2002-2006 ビジャレアル(1部)
: →2003-2004 シウダ・ムルシア(2部) on loan
* 2006-2009 オサスナ(1部)
* 2009-2010 バリャドリード(2部)
* 2010-2011 ヘレス(2部)
* 2011 レクレアティーボ(2部)
* 2012 カルタヘナ(2部)
* 2012-2013 ルーゴ(2部)
* 2013-2014 エルクレス(2部)降格
* 2014- オビエド(3部)



レクレでのフォント