イカです。
東京もすっかり朝晩冷えてきました。
心もすっかり冷えてしまいましたvvv


さて、モダンヘッドです。
前回、バルブを組んだので取り付けと参ります。
そのまえに・・・なにを隠そう、このモダンヘッドは・・・・

カムの合マークがありません!!!

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本来ならばヘッドのカムスプロケットカバー取り付け部にクランクの上死点とカムシャフトの位置を合わせる目安として『合マーク』があるはずなのだが、モダンヘッドは無い(爆)
えぇ~~~~どこに合わせりゃいいんだよ!!
恒例の『イカのネット調べ』によると、武川の4Vヘッドと同じ位置で問題ないそうだが、その位置はカムスプロケットの本来マークがある位置付近にある二つの穴の中心付近(曖昧過ぎてvvvvv)が武川の4Vのマークとほぼ同じ位置でありからそこで合わせるらしい。

まずは今までのシフトアップのヘッドとシリンダーを外します。
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まぁ~ナイスな感じでカーボン溜まってますなvvvでも、こんなもんでしょう。
んでシリンダーは・・・
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良い感じにクロスハッチは残ってますね♪変摩耗も縦傷も無くまだまだ使えます。
ヘッドもそこそこにカーボン蓄積。
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セッティングが濃いめでは無いので若干のオイル上りかな??でもプラグは良い感じに焼けてますね。

一応、メーカーの異なる組み合わせ故に一度シリンダにピストンを収めてみました。
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バックから攻めてみましょう(笑)
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一応収まりましたが、ピストンを90°回転させて収めようとしても入りませんでした。おそらくシリンダー側にスカートで擦れた『癖』が付いているのだ思います。この『』こそが『あたり』なのです。ゆえに異なるピストンを突っ込むのが

むちゃくちゃ不安

なんです・・・・!
(ちなみにピストンとシリンダの間に隙間が見えるのはデフォルトです)
こんのシリンダーにモダンのピストンに付属されたメーカー不詳のピストンリングを嵌めて隙間を測ってみたところ0.15程でした~~って。えっ・・・狭すぎじゃないか?!この手のサイズのエンジンはリング合口隙間0.2~0.4くらいが普通だと思っていたが・・・・優秀といえば優秀だが大丈夫か?下手したらシリンダーをカジリそうな気がするが。
シフトアップは鍛造ピストンを基本としてるため、シリンダーがΦ52のピストンでも通常の鋳造ピストン用よりも若干小さめに仕上げているのかもしれない。鍛造ピストンは鋳造ピストンにくらべ熱膨張が少ないから。
それにしてもシフトアップのクランクは本当に良く丁寧に実用的に出来ている(と、イカは思ってる)。コンロッドの肉厚も申し分無いし無駄に磨かれてるのがいい!(これは何か効果があるんだって~)。
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いろんなエンジンパーツのメーカーがあるが、個人的に値段的なコストパフォーマンスはシフトアップが群を抜いてると思う。安い癖にものすごく機転が効いた作りになっている。って、ここでシフトアップの宣伝をしても仕方ないので次に。
うっかり写真を撮り忘れてしまったピストンリングなのですが、説明書が無いのでトップリングとセカンドリングの順番が不明vvvvしかし、モンゴリ仲間のカータさんがモダンレーシングに問い合わせて下さったのですが、銅色のリングがトップだという回答を頂いたそうです。これは私も組んでから頂いた情報なのでこの時点ではリングの形状からして黒いリングをトップに入れてました・・・銅色のリングはリング内側がテーパーになっていたからそっちがセカンドだと確信していたんだけどな(苦笑)。
ここからピストンを組み、シリンダーを挿入し、Φ52用のメタルヘッドガスケットを挟みヘッドを組み立てて一応組み立て完了です。
ただ、ちょっと気になったのが、クランクを上死点で止めてもピストンヘッドがシリンダ上部より若干下に来る事。
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(この写真は一度組んで試運転後に分解した物)
このピストンの上死点位置とシリンダの上面の差をピストンデッキクリアランスと言う。まぁ~なんかいろいろと意味があるらしいが、一説には圧縮比の調整とかなんとかあるらしいよ・・・分からんけどな(笑)。武川の4Vもこうななのかな??

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バルブのクリアランスは0.07で合わせてあります。バルブの調整に関しては人それぞれ意見が違うので基本のクリアランスにしました。バルブフェイスのあたり面が狭いからそうそうにバルブ上りするかもな。
組み上げ工程の内容はだいぶ端折りましたがモンゴリユーザーさんならこの程度の組み立ては昼飯前ですよね☆

次回は試運転ですよ!
ではではまた!

アディオス・アミーゴ☆

イカです。
腰が・・・・腰が・・・狭い処で作業したせいで腰が・・・・orzイテテ

さて、前回燃焼室の修正をやったので今回はモンゴリユーザーさん定番加工のポート加工です。
4Vヘッドはバルブの数が増えた分、一個のバルブが小さくなります。バルブ径でいえばノーマルモンキーのバルブとさほど変わりないかノーマルより若干小さいか。
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(ステムが細い!)
今回のポート加工はIN側もEX側もバルブの入口付近のみを広げます。場所はこのへん!
(イラストだぜ!)
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ポート加工というとバルブステムガイドをスッパリ削り取ってしまう究極系のポート加工もあるが、そこまで過激チューニングは必要ない(失敗した時の事を考えると自信が無い)ので今回はイラストの部分のみ加工します。
バルブ左の黒く塗ってある部分を切削します。基本的は全部のポートの同じ部分を加工。
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リューターに長めに超硬ビットのシャンクを銜えるさせ慎重にゴリゴリとやります。まぁ~削り過ぎたところで穴が開く訳でもないのですが、左右対称が基本です!
取りあえず削ってみたが・・・・写真だと分かりずらいかな?
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多少吸気・排気がスムーズになったてくらいで、別に最高速アタックをするわけでもないからこれで十分だと信じます←おい!

ついでにバルブの『あたり』も確認してみました。
本来ならば光明丹とかペーストを使ってあたりを確認するんだけどそんな物は持ち合わせて無いので代替えに黒いマジックを使います。バルブとバルブシートにマジックで黒く塗って
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バルブをヘッドにセットして押しつけながらクルクルまわし当たっている部分を確認。
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結果は・・・ご覧のとうり!
バルブ側↓
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バルブシート↓
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細!!
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びっくりするほどアタリ面が細くてびっくりした!!二度びっくりしたよ!
バルブのあたり面の幅はだいたいバルブのカット面の1/3くらいがベストなのだが・・・こいつは1/4くらいしかない。しかもバルブのアタリ面に関しては位置が低過ぎるvvvvvvv
一応、アタリ面を細くする仕様もあるのだが、それらはレース用のエンジンだけで、バルブのアタリ面を極力細くして面接触圧を上げ圧縮漏れを抑えると言うもの。ただ耐久性にはかけるので殆どやる事はない。おそらくこのヘッドのバルブシートの加工とバルブのカット面は加工の質が悪いとしか言えない。それか、ほんとにレース思考で仕上げてあるか、だ。
取りあえずバルブの擦り合わせだけはやる事にした。
まえちん殿ご用達のラフロでゲットしたタコ棒と研磨粉。
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とりあえずこいつで軽く擦り合わせてからバルブを組み込む事にしたのだが・・・まぁ~バルブが小さいからタコ棒の吸盤の食いつきの悪いこと悪いことvvvvv
すぐにバルブから吸盤が剥がれてしまって作業にナラン。。
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それでも半ば強引に擦り合わせて完了としよう!エイ!やァ!
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擦り合わせてこの幅ですよ?!
絶対にシートをカットし直した方が良いような気がする・・・・・・・こりゃ~変摩耗確定だな。理論からすれば面接触圧は高いが・・・面接触圧が高い分、摩耗が早いって事だ。

さすがにバルブシートの加工なんて出来ないのでそのまま組み付けて完了です。
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ヒロチーで買ったバルブコンプレッサー(作りがヤバイくらい適当(笑))
取りあえず加工前と加工後の比較。
加工前↓
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加工後↓
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まぁ良くわからんかもしれないが、熱意でけは籠ってます(ガハハハッ!)

ちなみにモダンヘッドのバルブステムシールは直ぐにダメになるらしく、『オイル下がり』の原因となると情報を頂きました。対策としては、武川の4V+R用がそのまま使えるようなので、もしモダンヘッドを購入したらエンジンに組み込む前に交換しちゃいましょう♪
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取りあえずヘッドの修正はここまでです。
まだまだ書くことあるでのお楽しみに♪
ではまた!
アディオス・アミーゴ~


イカです。
こんなペースでブログをアップしたのは初めてなので若干寝不足ですvvv

さて、モダンヘッドの燃焼室の修正です。
モダン4Vヘッドの燃焼室の作りというか加工は正直荒過ぎです。
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もう加工しっぱなしで何も仕上げてない。まぁこれでも圧縮が保てればエンジンとしては成り立つが・・・。
理想のペントルーフ形の燃焼室の形状はこうです↓
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(画像をお借りしました)
二つの燃焼室を比べると一目瞭然ですよね、モダンヘッドのほうは無駄な肉が多すぎるのです。しかもその肉の存在が凹凸のある山となって燃焼室に存在するため混合気がシリンダ内に吸気される際に良質な気流がうまれません。てかモダンのヘッドは本当にバルブシートの穴を開けただけでそれ以上の加工がなにもしていないとか、本当にお値段相応なんですけどvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
かと言って、燃焼室内の無駄肉を全てフラットにしてしまうと、燃焼室の容積が増えるから圧縮比がおちてしまう・・・・う~んこのモダンヘッドはどこまで計算してできているのだろうか???武川の4V+Rヘッドの燃焼室もどちらかと言うと2枚目の写真にちかい形状である。
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モダンの燃焼室の形状と比較すすつわかるのだが、武川のヘッドは無駄な肉が機械加工によってそぎ落とされているのがわかる(特に両サイドの部分)。まぁここまでの加工をするつもりもないし、素人がやっても上手くゆかないのは分かっているので~少なくとも気流の流れが良くなるように無駄肉をダイエットしてみましょう。
ダイエットするのはこの黒く塗ってある部分↓
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使うのはイカ御用達のプロクソンのリューターとトラスコの超硬ビット2種類。
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この二本があれば殆どの削り作業は可能です。
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では!ゴリゴリやっちゃいましょう♪
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ゴリゴリゴリゴリ~~
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ガリガリガリガリ~
うっかりバルブシートを削らないように細心の注意を!
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機械加工でできたエッジ部分をなだらかに削ります。これでも少しは気流の流れが良くなるだろう・・・(いや・・・無いかも・・・)。
最後にリューターで出来た傷というか加工痕をサンドペーパーで慣らし完成!
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果たしてこれで完成と言って良いのかどうか根底から疑問なのだが、組む前から実績も無いのにこんなに加工してしまって良いのだろうかvvvv

取りあえず燃焼室の修正かここまで!
次回はポート加工を書きます(ってたいしてやってないけど、筆者がもう眠い)
ではまた!
アディオス・アミーゴ☆