(上記図 拙著『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理』より転載)

 

近現代の民主主義を作り出してきた中心勢力は、世界最大の秘密結社フリーメイソン(会員数約400万名)である。

米国独立革命、フランス革命などを起こし、戦後の日本(日本国憲法の制定)など西側の民主主義を設計し、運営してきた。

この西側の民主主義の光と闇を理解するには、フリーメイソンの秘教の存在を抜きにしては語れない。

 

その世界最大の秘密結社フリーメイソンの中で最も神聖視されているのが、「九芒星」のマークである。

上記図は「騎士団の大武勲章」と呼ばれる特性のメダル。

フリーメイソン33位階(最高階級)の保持者に授与される。

「3つの三角形」で形成される「九芒星」が含まれている。

 

フリーメイソンにおける九芒星の意味は、次の通り。

 

『真説 フリーメイソン大百科(下) 有澤玲著 彩図社 P211より転載』

【神の聖性を窮極のレベルにまで凝縮した最高位の紋章とされ、

たとえば古代公認スコットランド儀礼の第三十三位階などで利用されている。】

 

 

 

フリーメイソンが秘密結社と呼ばれるのは、その存在が秘密なのではなく、「教義が秘密」のためである。

真の教義は最上層部しか教えられない。そのため神の聖性を表す究極のシンボルである九芒星の意味も最高階級しか知らされない可能性がある。

 

そこで、この九芒星のシンボルマークの意味を、私の著書

『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理 図解で解明する、その光と闇の全容』

の理論を基に推測してみる。

 

結論から述べると、フリーメイソン最高位階で用いられるこの「九芒星」は、憲法学で民主主義の究極の目的とされている「個人の尊厳の原理」を表していると考えられる。

 

まずは、カバラ(ユダヤ神秘主義)の原理が、フリーメイソンの秘教の原理になっており、それが西側の立憲民主主義の原理になっていることについて。

(拙著『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理』より転載)

 

この象徴図形哲学の「カバラの原理」が、フリーメイソンの三角形の目や、コンパスと直角定規のマークを表していることについて。

(拙著『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理』より転載)

(上記図はウクライナ紙幣に記載されているフリーメイソンのシンボルマークである円内部の三角形)

 

この「円内部にある三角形の目」が、欲求の追求に基づく感情(目的)、知性(現状認識)、意志(実行)を表しているのは次の図を参考

(拙著『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理』より転載)

 

この欲求追求の精神の働きを表す「円内部の三角形」の原理を基に、「民主主義の隠されてきた原理」は作られている。

それはカバラ(ユダヤ神秘主義)の「生命の木」の導出の原理に基づいて形成されている。

(拙著『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理』より転載)

 

以上を前置きにして、「九芒星」の意味を解読していく。

まず、民主主義の目的である「個人の尊厳の原理」であるが、以下のように3つの原理(②③④の功利主義、⑤⑥⑦の人格主義、⑧⑨⑩の自然権)で成り立っている。

原理

 

①は日本国憲法の根本価値となる「人間の尊厳」である。

そこから導出される②欲求の感情、③欲求の知性、④欲求の意志は「幸福追求の自由の原理」であり「功利主義(幸福に価値を置く思想)」を表す。これは憲法の「基本価値」である。

次に導出される⑤善の感情、⑥善の知性、⑦善の意志は、「善追求の自由の原理」であり、「人格主義(義務に価値を置く思想)を表す。これは憲法の「最高価値」である。

次に導出される⑧友愛、⑨平等、⑩自由は、「民主主義の理想状態(個人の尊厳)の原理」であり、「自然権(人が自由で平等である状態に価値を置く思想)を表す。これが憲法の「理想の権利状態」である。

この3つの原理(功利主義、人格主義、自然権)を、円内部の三角形のモデルで表すと次のようになる。

 

 

民主主義の究極の目的である「個人の尊厳の原理」は、上記図のように3つの原理(円内部の三角形)が融合した「九芒星の円モデル」で表すことが可能になる。

この原理が民主主義を作り出してきたフリーメイソンにおいて「神の聖性の究極のレベルを表す」とされる「九芒星の原理」を表していると推測される。

 

 

この「九芒星の円モデル」を「憲法の全体像」と照合して表すと次のような図になる。

 

また「民主的道徳原理の線グラフ」から西洋哲学を統合するモデルに「個人の尊厳の原理の円モデル」を記載すると次のようになる。

 

上記図の❶の「九芒星の円モデル」は、民主主義の究極の理想モデルである「個人の尊厳の原理」の位置を表す。

そして、「個人の尊厳の原理」は、プラトンのイデア(民主主義の理想モデル)、ベンサムやミルの功利主義(最大多数の最大幸福)、カントの人格主義(目的の国としての人格の道徳的共同体と永久平和)、ロックやルソーなどの自然権(個人の尊厳の理念の下で、人が自由で平等な状態)が融合した状態を表す。

 

以上で、民主主義を作り出してきた秘密結社フリーメイソンの最高階級である33位階のシンボルマークが表す「九芒星の意味」を、民主主義の隠された原理(フリーメイソンの秘教としての象徴・図形哲学)から解読を試みた。

 

この問題の本質は、この優れた民主主義の原理がフリーメイソンの最高階級・最上層部の秘教とされ、一般には全く公開されてこなかったことである。

 

この民主主義の秘教体系に、西側を中心とした現代の立憲民主主義が抱えている闇の根本原因が隠されているのである。

 

憲法学で民主主義の究極の目的とされている「個人の尊厳の原理の意味」が無意識化されてきたことについてはこちらの動画で解説しています。

 

 

 

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(記事終了)

 

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