ハンガリー議会が中銀法修正案を承認、EU/IMF代表現地入りへ

【以下転載】

[ブダペスト/ブリュッセル 6日 ロイター]

 ハンガリー議会は6日、中央銀行法改正の修正案を承認した。ハンガリーの膨らむ借り入れコスト圧縮に向けた、国際通貨基金(IMF)と欧州連合(EU)との金融支援をめぐる交渉開始への最後の障壁が取り除かれた。


オルバン首相の連立政権は議会で議席が3分の2を占めており、既にIMFと欧州中央銀行(ECB)の合意を得ている法改正の修正案の採決は、形式上のものだった。

【転載終了】




中央銀行と闘ったハンガリー政府の乱は、国際金融の圧力の前にひとまず終焉した模様だ。

中央銀行の独立性を制限するためにハンガリーが行おうとした中央銀行法の修正案を、議会が承認した。

この修正案の承認により、中央銀行の独立性は保たれることになる。

IMFやEU、欧州中央銀行が総出で1000万人の小国ハンガリーに圧力をかけた結果だ。


しかしこの小国が見せたこの抵抗は、各国に波及していく可能性は十分ある。

1957年にハンガリーが超大国ソ連に抵抗し、軍事介入によって弾圧されたハンガリー動乱という事件があった。

時の首相は死刑にされた。

しかし、ハンガリー動乱は、それまでのソ連に対する幻想を打ち砕くのに十分な影響力を与えていく。

今回のハンガリーの乱もそうならんことを。



<参考リンク>ハンガリー議会が中銀法修正案を承認、17日にEU/IMF代表現地入り

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE86505920120706


<参考リンク>ハンガリー、中銀法改正を拒否 Bloomberg



HP

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