ミルク・ブラッド・ヒート読んだのは翻訳本なので、このような感想に意味があるかどうかはわからないけど、まるで音楽を聞いているかのようなリズミカルな文章に思わず引き込まれてしまった。描かれているのは、中年男性である自分にはわかるはずのない感情で、安易な共感とかもするもんじゃないと思いながら読んでいたけれど、念のこもった強めの言葉は、思いのほかしっかりと響いてしまった…かも。そういえば、最近、読んだフロリダあたりを舞台にした小説が、どれも尽く良い。土地の気候のせいだろうか。 ミルク・ブラッド・ヒート Amazon(アマゾン) ${EVENT_LABEL_01_TEXT}
N/A第127回文學界新人賞の受賞作。これを読んで、いろいろなことをわかったつもりになってしまうのが一番ダメなことなのだろうけれど、若い人たちやマイノリティの描写がとても生き生きしていて、人間っぽさを感じ、思わず惹き込まれてしまった。まさにパンチラインの連続。ただだからこそ、エンディングがこういう感じになってしまった理由は何故なんだろうと思う。あとわずかでいいから、もう少し先まで物語を紡いでもらいたかった。 N/A (文春e-book) Amazon(アマゾン) ${EVENT_LABEL_01_TEXT}
ザリガニの鳴くところ差別や偏見、恋愛と孤独、美しい自然と開発、生物としてのヒトの生態など、さまざまな要素がてんこ盛りで描かれる、湿地の少女の物語。どうやら映画の評判はあまり芳しくなかったようだけれど、全世界で1500万部以上売れているという原作本には大満足。 ザリガニの鳴くところ Amazon(アマゾン) ${EVENT_LABEL_01_TEXT}
J・M・クッツェーと真実クッツェーの翻訳家として知られる、くぼたさんによるエッセイ本。バイオグラフィのような詳細さは、読む前から予想通りだったけれど、とにかくクッツェー愛がほとばしっていて、すごいの一言。良書です。 J・M・クッツェーと真実 Amazon(アマゾン) ${EVENT_LABEL_01_TEXT}