陰陽統合－１３「龍口明神社・氣付き」 の続きとなります。
龍口明神社で、江島神社から引き受けて来たものの繋ぎ・引き渡しは終了したようだったので、頃合いを見ておいとますることにいたしました。
当ブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございます。
Amane-Couleur（アマネ・クルール）眞樹子です。
氣になる…
境内を出まして、駅へ向かって、来た道を逆戻りいたします。
どんなに迷った道でも、一度辿った道は迷わない…という、謎の特技？を持っておりますので、帰り道は割りあいサクサク帰れます。
もちろん、例外もありますが…（つまりは帰り道も迷うw）、帰巣本能が高め設定なのでしょう。
そうしましたら、龍口明神社を右手に見ながら、来た道を帰ろうとしましたら、道を挟んで左側がやけに氣になります。
ん？と思って左側を見たのですが、駐車場しかありません。
なんで駐車場が氣になるんだろう？と、我ながらふふっと笑ってしまい、そのままスルーして駅に向かって歩きだしたんです。
だけど、どーしても氣になるのよ、左側がぁ…！
「あぁ～もぉ！」 と口に出しながら、その駐車場に何があるっていうのよ？！と思いながら、来た道を引き返しました。
あった…！笑
そうしましたらね、駐車場の奥の方に、あったんですよ！
鳥居が見えたの！笑
道路を挟んで、龍口明神社の拝殿と対になる様な奥まった位置に、鳥居があり、さらに参道の奥に本殿らしきものがありました。
なるほど、こちらが氣になって、引き返すことになったのかぁ…。
呼ばれた感がハンパなかったので笑、ご挨拶をしてから帰路に就くことにしました。
近づいてみましたら、「経六稲荷 （きょうろくいなり）」 とありました。
後日調べてみたのですが、経六稲荷社は龍口明神社の境内社とのことです。
但し、御祭神についての記録しているものが見つけられなくてですね^^;
稲荷社との表示から 「宇迦之御魂神 （うかのみたま）」 を ”推定御祭神” として表記しているものが多く見受けられました。
経六稲荷社では、鳥居を遠景からと、本殿 （拝殿） の上部のみ、画像におさめて大丈夫でしたので、こちらの2枚しかありませんが、本殿の右側にはいくつかの石塔 （庚申塔） もありました。
庚申塚には説明板があり、そちらには 「この庚申塔はもと手広と津村の境の庚申塚にありましたが、永く後世に伝えるため龍口神明社のご厚意を得て当地に移しました。」 …とありました。
稲荷神社と庚申塚。
やはりというか、相変わらずの稲荷神社＆みちひらきの猿田彦 （≒庚申塚） からの引き合いの多さでございます…。
そういえば
龍口明神社もそうですが、こちらの経六稲荷社も、白い鳥居がとても印象的でした。
こちらは龍口明神社。
で、こちらが前出の経六稲荷社。
稲荷神社でも、赤い鳥居ではないところが、これまでも何か所かありました。
鳥居はもともと、白いものがそのルーツなんだそう。（白には ”神聖” という意味もあります。）
そこに仏教伝来とともに 「神仏習合」 の考え方が入り、仏教的な魔除け・守護の意味を持つ 「朱色」 の鳥居が出て来たようです。
それが今度は江戸時代の後期に入って 「神仏分離」 という状況になると、鳥居の色も 「朱色」 から 「白」 に戻る神社も出て来たようです。
合祀や分祀もそうですが、神様の都合というよりはどうしても 「人の都合」 を色濃く感じるものですねぇ。
さて改めて帰路へ
ふと氣になったに従ってみたら、思いがけずもう一社にご挨拶をすることとなりました。
この日のミッションは、すべて終了しましたので、今度こそ帰路へと進みます。
途中、強風により電車の遅延等にも遭遇しましたが、なんとか東横線まで辿り着きました。
東横線に乗り込むと、それまでのアウェイ感から、そこはかとなく ”ホームに帰ってきた！” と感じるものです。
で。
短い区間にも拘らず、座席に座ることも出来たので、ちょっと居眠りしてしまい…。
「ポンポン…」 と、優しく肩を叩かれたと感じた私は 「はっ！」 と目が覚めて、その勢いのまま慌てて降りてしまったのですが、そこは降車予定の最寄り駅ではなく途中駅のホームでした。
すぐには状況が分からず、暫しホームでボーっと佇んでしまいました。
陰陽統合－１５「師岡熊野神社」 へと続く。
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