ちょっと遅れちゃったけど、2022年2月22日の「スーパー猫の日」記念?の記事です。
猫と言えば思い出すのがこのお話。
そのときわたしは実家に帰省していました。
親戚の引っ越しの手伝いに行った姉
「おばさんち、おばけ屋敷だったよ」
玄関に塩をまきながら姉が言いました。
「知ってたら、引っ越しの手伝いなんて行かなかったのに!」
姉は嫁ぎ先の親戚に頼まれて、朝から引っ越しの手伝いに行っていたのです。
格安物件で生活してみて困ったこと
その一軒家は、家賃が月4万5千円。
田舎とはいえかなりの格安物件です。
おばさんはハタチの娘と5匹の猫を連れて、その家を借りました。
暮らしはじめて1年半。
何度か、あれ?って思ったそうです。
夜中に玄関がダンダンッと叩かれたり、ガタガタ物音がしたり。
でもヨッパライか、飼っている猫たちのしわざだろうと、気にしなかったって。
ただ、困ったのは水まわりで、何度洗っても浴室は生臭く、洗面所では洗濯したばかりの服まで臭ったといいます。
事故物件だと知っていた親戚のおじいさん
親戚のおじいさんはうわさを知っていましたが、気づかって黙っていたそうです。
かつての家主が洗面所で自殺し、発見されたときにはカラダが溶けていたこと、
そしてこの家の借り手が決まっても、次々に出て行ってしまうので、近所ではおばけ屋敷と呼ばれていることを…。
勤め先で妙なことが起こり始めました
おばさんが勤めるスナックで、妙なことが起こりはじめました。
おじいさんはすぐにお祓いをすすめたそうです。
夜中にドアが叩かれる理由
飼っていた5匹の猫は、知り合いの家にあずけられました。
かつての家主が猫ギライとわかったからです。
猫がいるせいで家に入れなくなった元家主が、夜中にドアを叩いているというのです。
「家の中に戻せば静かになるでしょう」
お祓いに来た霊媒師(という表現が正確なのかわかりませんが、霊が見えて助言をくれる人)が言いました。
「ただ今度は、自分の家に他人が上がりこんだと怒るかもしれません」
猫のいない夜
おばさんは1週間後に引っ越しを決め、それまでは猫のいない夜です。
寝ていたら顔に熱い息がかかったと娘はいいます。
おどろいて目を覚ますと足元に黒い何かが居たって。
とうとう家の中に入って来たのです。
引っ越し当日
そうして引っ越し当日。
荷物を全て運び出した後で、引っ越し先までついて来ないよう、お祓いをしてもらったそうです。
元家主は、昼は階段下の物置でひざを抱えて座っていて、夜になると家中を歩き回っているといいます。
…こわい
わたしは幽霊を見たことがありません。
こわくない幽霊に出会えたら、たずねてみたいです。
「死ぬってどんな感じ?」と。
「死ンダラワカルヨ」と笑われそうですが。
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