前回⑥からの続きです。
(独身時代のお話です)
わたしのアパートまで
女の子のお父さんの車で
送ってもらうことになりました。
夜も10時近くです。
女の子はお父さんのひざの上で
ウトウトしはじめました。
(※チャイルドシートは義務化前でした)
わたしはお父さんに
女の子との経緯を伝えました。
最初はパチンコ店の前にいて、
わたしのアパートまでついて来たことや
交番へ向かう途中でパチンコ店に
立ち寄ろうとしたら、
ひどくイヤがって入れなかったこと…。
そしたらね、何となく予想はしてたけど
お父さんがパチンコ中に
女の子はいなくなったそうで。
でね、お父さんが言いにくそうに
話はじめたんです。
女の子がいなくなったのは
今回で2回目だというのです。
その理由もお父さんには
心当たりがありました。
夫婦げんかをしたときに、
女の子はいなくなるって。
ああ、わたしはこの子のことを
迷子だと思っていたけど
もしかして・・・
わたし、この子に
やさしく出来たかな・・・
(いや、撒こうとしてた。笑)
(※①話参照)
夫婦とか親子とかって大変そう…
わたしは結婚しなくていいかも…
ってそのとき思いました。
うちの近くで親子と別れました。
星のキレイな夜でした。
さて、やっと一人暮らしのアパートに
帰れたわたしはひとりを満喫。
(※ペットはシーモンキー。笑)
女の子の前を偶然通りかかったことで
思いがけず長い夜となりました。
それから・・・
交番で、あの子がわたしの背中から
降りようとしたとき・・・
なんて思ったりしたのです。
・ ・ ・ ・ ・
女の子とわたしの話に
お付き合いいただき
ありがとうございました
当時住んでいた
駅まで徒歩25分のアパートでは、
いろんなドタバタがありました。
この翌年、また帰宅途中の夜に
小学生の女の子が追いかけて
来たのですが、その話はまた次回。
(⇒書きました)
結婚願望ゼロだったわたしですが