あるところに

ひとつだけ、回数限定で超能力を与えられる仙人様がいました。

 

そんな彼の元に悩んだ女性がやってきたのです。

 

「いつもぶっきらぼうな彼。ホント、何考えてるか分からないんです。」

 

そう言うと、彼の心の声が聞きたいのだと言いました。

 

「そうだのう・・・。彼の心の声を聞くのは一度だけならば可能だのう。」

 

女性は必死です。

 

「はい、何が何でも聞きたいのです。」

 

そして、仙人様に一度だけ彼の心の声を聞ける能力をもらいました。

 

彼の元に急いで行った彼女は彼に聞きました。

 

「ねぇ、私のどこが好き?」

 

すると、彼は言いました。

 

「ん~?」

 

と。

 

そう彼が呟いているとき、彼女は心の声を聞いたのです。

 

「~?」

 

彼女は落ち込みました。

 

彼は何も考えていなかったのです。

 

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*物語はフィクションです。*

 

こんなオチですんませ~ん:゙;`;:゙;`;・o(ロ≦〃) 

 
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彼からの電話は私を硬直させた。
 
「元気?」
 
そういわれ私は
 
「どうだろう?」
 
と答えた。
 
困らせたいわけでも、考えさせたいわけでもない。

 

本当にいつもの風情で。
 
耳元の電話越しに聞こえてくる声はなにやら申し訳なさそうに言っている。
 
私が彼と出会ったのは一九になる年だった。
 
就職し初めての上京したときに住んだアパートの住人。
 
まだ、右も左もわからないような小娘の私に

 

あの人はとても親切だったのを覚えている。
 
それから、五年。
 
生活って永遠に続かないのだと私は実感した。
 
五年の間に私は職を変え
 

見合と言う言葉が頻繁に親から聞こえてくる年になった。

 

祖母の言うように

 
アパートを引き払い実家に帰れば

 

また、ぬるま湯の生活がはじまるのだろう。

 

それはそれで、何とかなるのかもしれない。
 

幸せな生き方の一つだ。

 
でも、私は家族と離れ生きることを選んだ。
 
二度と、戻ることはないだろう。
 
ふと、玄関先にいる、丸まった三毛猫のチロの姿が目に入った。
 

大きな欠伸をする彼女を眺め

 
人間ってなんて難しくできているんだろう。
 

なんて思ってしまう。

 
今日私はまた、一人の人に別れを告げられる。
 

この電話の主がそう。

 
ずっと知っていた。
 
だけど、どうしようもなかった。
 
私が素直にはいと言わなければあの人も困るのを知っている。
 
相手の心を縛ることなんて誰にもできないでしょ?
 
そんな大人じみた言い訳が私の頭で渦巻いてゆく。
 
でも、本当は行きたくない。
 
どうすればいいのかわからない。
 
でも、きっと私は「はい」と言う。
 

そして、今までありがとうと、きっぱりと言い去るのだ。

 
どうして心の結果と、違う選択を選ぶのだろう。
 
人間って不思議だ。
 
もしも私が猫だったのなら、

 
「煮干がおいしいにゃ~」
 

なんて言って毎日を平和に暮らせるのに。
 

泣きそうだ。

 
「・・・聞こえてる?もしも~し?」
 
彼と、話中だった。
 
「水木さんいい加減お願いしますよ。家賃。」

 

 

 

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*物語はフィクションです。*

 

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「ねぇ、村上さんは誰にチョコあげるの?」

「中川君でしょ、原君に、南君、それに滝沢先輩に、山本君。」

「・・・。」

 

「で?誰、本命?」

「うん。みんなよ。」

「・・・。」

 

「あ、岡田。」

「あんたいたの?あんたも欲しい?ほれっ。チロル」

 

「・・・いらない。」

 

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*物語はフィクションです。*

 

出来るなら

みんなと付き合いたいそんな揺れる乙女心です。

 
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