あるところに寝たきりで病弱な
ナオーレンと言う名前の娘がおりました。
ナオーレンはいつも願っていたのです。
「あぁ、この私の病気が治ったら私は自由にどこへでも行けるのに。」
そんな娘の元に
お嫁さんを探していたちっこい悪魔が現れました。
「けけけ、おいらは良い悪魔様だ!
お前の病気を治してやるぞ!
その代り、お前はおいらのお嫁さんになるんだ!」
ナオーレンは承諾しました。
「病気が治るのなら。」
と。
病気はあっという間に治りとても元気になりました。
「けけけ、ではお前をお嫁に。」
そんな悪魔に、ナオーレンはこう言ったのです。
「あの、悪魔さん、お嫁に行く前に今まで、お世話になったお母様に挨拶をしたいのです。」
しばらく考えた後、悪魔は答えました。
「いいよ~」
そのまま、ナオーレンは実家に帰ってしまいました。
悪魔は毎日ナオーレンが帰ってくるのを待っていました。
1年。2年経っても帰ってきません。
ついに。悪魔はナオーレンを迎えに行ったのです。
すると、ナオーレンの実家の玄関から出てきたのは彼女の母親でした。
母親は言いました。
「ウチのしきたりではナオーレンの婿のなる人は強くなくてはいけないのです。」
と。悪魔はしばらく考えた後答えました。
「どうすればいい?」
すると、母親が言うのです。
「この針を1000本飲み込めるくらいじゃないと。」
と。
悪魔は驚いて言いました。
「1000本だって?そんなバカな。おなかが痛くなるよ?」
しかし、母親は飲まないとナオーレンは会わせたくないと言っています。
しぶしぶ、悪魔は泣きながら針を飲み込みました。
「すんごい痛いんですけど。痛いんですけど?」
涙がボロボロ出てきます。
しかし、そこは悪魔。
泣きながらもとうとう針を飲み込んだのです。
強い男だと証明した悪魔は
ナオーレンに会いたいと求めました。
すると、また、ナオーレンの母親が立ちふさがったのです。
「ウチのしきたりではナオーレンの婿のなる人は優しくなくてはいけないのです。」
と。悪魔はしばらく考えた後答えました。
「どうすればそれを示せる?」
すると、母親が言うのです。
「この聖水で体を清め、十字架を纏う者でなくてはいけません。」
と。
悪魔は驚いて言いました。
「そんなバカな。おいらは悪魔だぞ?そんな無茶をしたら死んでしまう・・・。」
すると、母親は言ったのです。
「でしたら、他の人のところにお嫁にやりますよ。」
と。
「わかりました・・。わかりましたよ・・・。」
半分泣きながら悪魔は
体を清め、十字架を纏ったのです。
「痛い痛い痛い」
ずっと。痛い痛いと言いながら悪魔はうずくまっていったのです。
しばらくすると、悪魔は聖水に体を消され始めたのです。
「痛い痛い痛い・・・」
だんだん声がい声なくなっています。
「ぅぅぅ・・・ナオーレン・・・。」
終に悪魔は完全に消滅してしましました。
それを見ていた母親が言いました。
「ナオーレンもう終わったから出て来ていいよ。」
すると、ものすごい笑顔のナオーレンが出てきました。
「やったわ!とうとう悪魔はいなくなったのね!これで私は本当に自由よ。」
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*物語はフィクションです。*
昔から知恵で悪を追っ払うお話はありますが・・・。