Ciao a tutti
イタリアナビゲーター☆Miyukiです
<<初めてこのブログを見たあなたへ
この人のことをどこから書こうかと考えてましたが、考え始めるといろいろ思い出してきたので忘れないうちに書いていこうと思います。
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日本語でいう標準語って、いわゆる東京で話されている言葉のことを言いますよね。
そもそもイタリア語でいう標準語はどこのエリアのことかご存知でしょうか?
現代イタリア語は、Firenzeがあるトスカーナ州で生まれました。
と、いうより、この写真の人が13世紀に話されていたトスカーナ弁を詩集として世に送り出したことがきっかけです。
口語を作品にするなんて文化は当時はなく、最初は知識人からはあまり歓迎されてはいなかったようですが、一般人には当時から人気があって良く読まれていたようで、この作品が基になり、イタリア語が整えられ数々の芸術作品が誕生し、文学が発展し、音楽の分野でもオペラなどにも多く引用されています。
当時、上流階級人の公用語はラテン語でした。
しかし、一般で話されていた口語を練ってねって、ラテン語に負けず劣らずの表現力をもつ1つの言語として作り上げ、文学作品としてひろめたことでトスカーナ弁を確立させた訳ですよ。
現在のビジネスにもつうじるものがありますよね。
今や世界的にもイタリア古典文学として評価されており、それが基でトスカーナ弁がイタリアの共通語として制定されたわけです。
ま、共通語として広まったのはずいぶんとあとの話にはなりますが・・・。
画家ボッティッチェリの作品
(ボッティッチェリもまたFirenze出身)
イタリア語は誰から生まれたのか?は、
この人、
Dante Aligheri ダンテ・アリギエーリ
Firenze生まれのイタリアの詩人であり、政治家でもありました。
また敬虔なカトリック教徒でもあり、彼が生涯をかけて書き上げるある作品は、キリスト教にも大きな影響を与えたようです。
彼自身は下流貴族の生まれであったようで、出生は確かではないようですね。
でも、彼が生まれたであろう通りは、今も彼の名前がそのまま通り名となり、今も実際にFirenzeにあります。
この作品で発表しました。
それが、地獄篇、煉獄篇、天国篇の3部から成る長編叙事詩集『神曲』です。
『神曲』(しんきょく)といえば、聞いたことが有る人も多いと思います。
イタリア語では La Divina Commedia といいます。
ダンテ自身は『La Commedia』喜劇/コメディ だけだったようですが、1500年代になって活字出版がされるようになった頃、”神聖なる”Divinoがいつしか加えられ、La Divina Commediaで知られるようになったとのことです。
13世紀に『AMORE(愛)』をメインテーマにして起こったDolce Stil Novoという文学運動がありました。
その後のイタリア文学の歴史を大きく動かすことになるのことですが、その第一提唱者がダンテであったわけです。
「神曲」を書くきっかけ、それからDolce still Novoの文学運動
いづれも、ダンテが幼いころから恋していたひとりの女性が関係あるそうですよ。
マークをつけたところは、また近々詳しい話を書きますね~
「食べて、歌って、恋をして」はいつの時代でも同じですね!
・・・ここで思い出したこと。
イタリアの義務教育では、神曲が学校教材になっているそうで、学部まであるそうです。
日本で言う仏学科のような感じでしょうね。
実は、私が通っていた学校の授業教材にもダンテの『神曲』がディスカッションの時間に取り上げられ、内容を詳しくは知らなかったために大変、大変、苦労しました
上級レベルになればなるほど、聖書やキリスト教関連の話なども増えてきます。
もし、留学等を本格的に考えてる方は、出発前にキリスト教のことや、聖書は少し勉強していた方がよいかと思います。
あとそれから、日本人には仏教のイメージが強いようで、自分の宗教についてもずばっと聞かれます。
答えられるようにしておいた方がベターだと私は思いました。
ではまた、のマークの記事をお楽しみに!!!
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