ケイコバ音楽スタジオ(KMA音楽スタジオ) | てるみん ~エンターテインメントな日々~

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 今まで「pが出せない縦型ピアノ」しか設置されてなかった近所の音楽スタジオがスペースを広げてくれました。グランドピアノ×3台(YAMAHAのC1XとG3EとC3E)、縦型ピアノ×3台、電子ピアノ×3台という構成になりました。

 

 

 館内ロビーはこちら。弦楽器や管楽器の人はスタジオ待ちしながら楽器の準備ができるテーブルがあるので使いやすそう。

 


 夜はこんな感じ。外が良く見えるので狭くても閉塞感がないのが気持ち良いです。ロビーには音が漏れるスタジオですが外には全く音が漏れません♪


 大通りスタジオの平面図。部屋の幅≒ピアノの幅なので正直狭いけれど、椅子の後ろのスペースがあるので、せまっ苦しいということがないのがありがたいのです。そして、すぐ横に姿見が張られているので、レッスンの際、至近距離から眺めてくる先生対策訓に良い感じw ただし、他の楽器とのアンサンブルの練習には狭いかな。


 C1Xが設置されている「Fst」のみ窓があるので、ピアノを弾きながら外の様子が見れます。それゆえか、ピアノを弾かないのにこの部屋を予約している弦楽器の人なんかがいて、ついつい「え、縦型ピアノの部屋にしてよ~」なんて意地悪なことを思ったりしちゃいます。譜面台を広げるのが面倒なのか、ピアノの譜面台に楽譜を置いてたりして、なかなか賢い! C1Xはベビーグランドなので低音が物足りないけれど、低音から高音までバランスが取れていることと、繊細なタッチを拾ってくれます。

 

 C3Eが設置されているのが「Gst」。ピアノの脇スペースがほとんどないので、天盤の上げ下げは女性だとちときついかも。ピアノの奥まで手が届かないので先端部分は既にホコリをかぶっているのが気になります。自動車を掃除するような羽根が欲しい! そして、ピアノの蓋はユックリ降りてくる最近のピアノじゃなく、ガンッと落ちてくるタイプなので指を挟まないでね。C3Eは昔ながらのYAMAHAの楽器なので、音が大味なのですが、豊かな響きを求める場合はこちら。

 

 「Hst」に設置されているG3Eは、まだYAMAHAが「垢抜けないね」と言われていた頃の楽器。クラシック作品で音色作りを行おうとすると反応が悪くてかなりイラッとします。テクニックは拾ってくれないので私の好みではないのですが、安定した音が出せるので、弾き語りの人が良く使っている印象。


 ここ数年でピアノスタジオが増え、ピンからキリまであれこれ選べるようになりましたが「ベストではないけれど、チョコザップ感覚て借りられるピアノ」というのが広まってきましたね~。出所は聴いたことがありませんが、古くて状態がイマイチのピアノを設置するスタジオもあったりして、もしかして「弾かなくなったピアノ」を安く譲ってもらったのか?と勘ぐったりもしております。寝ているピアノの有効利用にもなります! 時間を気にしないで、一日の最後にピアノをちょいと借りられるのはありがたいこと。

 

 

 あちこち借りてみると①「縦型ピアノしかないスタジオ」、②「C3Xを上級機種として設置しているスタジオ」、③「C3Xを標準機種として設置しているスタジオ

」、④「一流機種のみを揃えているスタジオ」にクラス分けできます。スタインウェイやベヒシュタインが借りたい時は別スタジオに行けば良いわけで、もちろん料金もそれに合わせて高くなります。こんど、用途別オススメスタジオをまとめてみようかしらん? ケイコバ音楽スタジオは①と②の中間に位置するので、バリバリピアノを弾く人には物足りないかもしれませんが、日常使いとしては◎のスタジオです。

 

 残念なのは、スタッフが常駐していないのと、注意書きをみなさん読まないので、たいてい鍵盤がベタベタ汚れまくり&ピアノ本体も指紋だらけなこと。「なぜこんなところに手の跡が?」とビックリすることが日常茶飯事。蓋だって開けっ放しという方が珍しくないし、椅子はストッパーがかかってないし、譜面台には消しゴムのカスなんかが残っていたりするので、最初の数分は掃除から始めます(⁠╯⁠°⁠□⁠°⁠)⁠╯⁠︵⁠ ⁠┻⁠━⁠┻。楽器を触る前は手を洗って、使い終わったらクロスで拭くのは常識かと思ってたんですが、どうもそうではないみたい。


今までの坂道スタジオも健在です。楽器用のロッカーがあるのと、若干部屋が広いので弦楽器の人はこちらを使っていることが多いみたい