北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画/SOMPO美術館 | てるみん ~エンターテインメントな日々~

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 ノルウェー、スウェーデン、フィンランドそれぞれの国立美術館の協力で、19世紀か20世紀にかけての世紀末のアーティストたちの作品が新宿~松本~佐川~静岡のツアー開催。大阪や名古屋、福岡ではない開催地が何とも独特ですね。北欧というと、グリーグ(ノルウェー)やシベリウス(フィンランド)といった作曲家、ブランドだとIKEA(スウェーデン)やH&M(スウェーデン)は馴染みがありますが、はて、美術系アーティストというとムンク(ノルウェー)位しか存じ上げてないので、ほとんどが「はじめまして」な展覧会でした。

 

 「1章 自然の力」ではフィヨルドや雪原、森が登場、「2章 魔力の宿る森」では北欧神話に基づく作品たちで、昨年、日フィルの定期公演で聴いた「カレワラ」の物語を絵画で体感。チラシのメインはトロールのノミ取りをしている王女様です。ノミ取りを王女様が!! 「3章 都市」では生活感あふれる作品たちが登場。チラシは暗くておどろおどろしい感じでしたが、自然美と光の描写が美しく、一枚一枚をじっくり眺めたくなる作品たちでした。この展覧会では展示室ごとにサウンドアートということで、小鳥のさえずりや小川のせせらぎが流れているんですが、いつしか「フィンランディア」や「ペールギュント」を脳内再生。同じ作品でも、どの曲を思い浮かべるかで印象が違ってくるという面白い発見をしました! お試しあれ!! 

 

 

北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画

 

【展示構成】
序章 神秘の源泉~北欧美術の形成
1章 自然の力
2章 魔力の宿る森~北欧美術における英雄と妖精
3章 都市~現実世界を描く
 

【主催】
SOMPO美術館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
【特別協賛】
SOMPOホールディングス
【協賛】
DNP大日本印刷
【特別協力】
スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館、ノルウェー国立美術館、損保ジャパン
【協力】
フィンエアー、フィンエアーカーゴ
【後援】
スウェーデン大使館、フィンランド大使館、ノルウェー大使館、新宿区
【企画協力】
S2

【巡回】

2024年7月13日(土)〜9月23日(月)松本市美術館
2024年10月5日(土)〜12月8日(日)佐川美術館
2025年2月1日(土)〜3月26日(水)静岡市美術館