2024年に視聴した民放ドキュメンタリー(30分枠以上)243本、NHKドキュメンタリー(25分枠以上)315本から、それぞれの10選です。
2018年にスタートしたこの試みも今回で7度目。作品内容を(乱暴に)分類して数えたところ、結果は以下の通りでした。
難病・障がい・医療 民放47/NHK45
農林水産業 民放23/NHK22
スポーツ 民放26/NHK26
事件事故・犯罪 民放22/NHK22
国際政治・安保 民放13/NHK28
第2次大戦 民放9/NHK14
能登半島地震 民放10/NHK11
東日本大震災 民放6/NHK11
広島・長崎原爆 民放9/NHK7
では、以下10選と、各賞です。賞金も何も出ませんが(笑)、お知り合いが関わる作品が入っていたらぜひお伝えください。内容・テーマの強さではなく、丁寧なつくり・仕上げ、そして作り手の気持ちをどれだけ感じ取れるかを軸に選んでいます。
~民放10選~(順位なし、視聴順)
・釜ヶ崎の肖像 明日への3000枚(読売テレビ)
・命を守る言葉(岩手朝日テレビ)
・命を運ぶ電車 JR福知山線事故19年 安全への道標(読売テレビ)
・半導体バブルの陰で(熊本朝日放送)
・ひとごと(福島テレビ)
・秩序と闇 それは犯罪か、内部告発か(鹿児島テレビ)
・逆転裁判官の真意(関西テレビ)
・総理大臣を目指した人たち(日本テレビ)
・地震と原発 住民避難計画の虚構(北陸朝日放送)
・誰のために島を守る 自衛隊配備 その先に(琉球朝日放送)
◎ベストディレクター 阿部加奈子(福島テレビ)
◎ベストプロデューサー 指宿文(読売テレビ)
◎ベスト編集者 宮島亜紀(『総理大臣を目指した人たち』『Tokyo Young Homeless』)
◎ベスト撮影者 花ノ木淳志(『釜ヶ崎の肖像』)
◎ベストナレーション 広瀬修子(『傷跡 -優生保護法が奪ったもの-』)
~NHK10選~(順位なし、視聴順)
・漁師と妻とピアノ(ETV特集)
・カムイエロキ 神々が鎮座するところ(こころの時代)
・185頭と1人 生きる意味を探して 吉沢正巳(こころの時代)
・私はあなたを忘れない 中華航空機事故 30年ごしの対話(事件の涙)
・彩り電車 きょうも走る 千葉県 流鉄流山線(小さな旅)
・多国籍アパートで暮らせば(ETV特集)
・月山の先生 95歳の植物日記(やまコレ)
・安心感の輪の中で アタッチメントと入舟寮のこどもたち(ハートネットTV)
・“正義”はどこに ガザ攻撃1年 先鋭化するイスラエル(NHKスペシャル)
・小澤征爾が遺したもの 教え子たちの追悼コンサート
◎ベストディレクター 相原葉子(『多国籍アパートで暮らせば』)
◎ベスト制作統括 鴨志田郷(『“正義”はどこに』など)
◎ベスト編集者 アミ・アリピン(『漁師と妻とピアノ』)
◎ベスト撮影者 チェン・ハンシン(『漁師と妻とピアノ』)
◎ベストナレーション 田中泯(『Last Days 坂本龍一 最期の日々』『海獣のいる海』)
以上です…!
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