【旅するように暮らし 暮らすように旅をする】
人生が豊かに変わる 大人絵日記
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大好きな夫が4月25日に亡くなってから
ちょうど四十九日にあたるこの日
法要をいたしました
絵日記には
モチーフとなるものを
ちょこちょこ描きました
いつかは来ると思っていた避けられない日
その時が来たらどうしよう
何とか無事務め上げなければ
と
次々に押し寄せる波に呑まれまいと必死で
かなり気が張っていたのか
忌明けから1週間
毎日涙があふれて
気がつくとゴロンとしています
思えば
出会ってから40年間
ずーっと一緒
離れているときも
手紙か電話かメールでつながっていました
いま
心の中で問いかけても
いくら待っても返事がない
伝えたいこと言いたいことがあふれているのに
伝わらない
寂しさともどかしさと
「いつか来るその日」が
こんなにも早く来るなんて
と
また涙が出てきます
結婚する前は
遠く離れていたので
手紙でやり取りをしていて
もらったのだけで100通
コードレス電話を買ってからは
ほぼ毎日1時間以上おしゃべり
結婚してからは
年に1,2回一緒に行く海外の旅が楽しみで
たまったノートは16冊
「これ描いて」とポーズした絵が残っている
日々の絵日記はそれ以上
お昼も必ず家に帰ってきて
この半年は3時のお茶タイムも一緒でした
もっとやさしくしてあげればよかった
と思う私を慰めるためか
5月8日には夢にあらわれ
イタリアローマのボルゲーゼ公園で
ふたり一緒に
手をつないで階段を下りてくるという
身体も心も
ものすごく温かくなって目が覚めました
また
海の近くで
寝そべって空を見上げていた時に
大きなアゲハ蝶が
まるで映画のように
私の周りをぐるぐるしているのに気づいて
きっと
一緒にいるよ
心配しないで
と言っているようで
心の支えになりました
こうして書いている間も
涙が止まりませんが
「どこにもいないけど いつも一緒にいる」
そんな感覚を大切にして
自分にもきっと来る「その日」のために
むこうで「こんなに楽しいことがたくさんあったよ」
と報告する楽しみを胸に
「私もあとから行くね」
と
毎日語りかけてます