今日も今日とて、ジリジリと身を焼く太陽であった。
そんな時、緊急処置的な下熱法がある。
あんまり人通りの多い通りでは出来ないが、
ちょっと人通りの少ない道へ避け、徐にその辺の自販機で買った水を腕にかける。
ジャバっと。
ついでに帽子も眼鏡も外して、手についた水で顔や首を拭う。
人より汗をかきにくい伊藤純一にとって、
これは発汗の代用である。
汗の気化熱によって体温を下げる人間と違って、
汗をかきにくい伊藤純一は、このように気化熱を利用するのだ。
風呂に入る前も、
一旦水シャワーで身体を冷やしてから湯船に浸かる。半身浴でね。
さもなければ一瞬でのぼせてしまうのだ。
汗をよくかく人にはあまり理解されないかも知れないが、
例えるならファンの回らないパソコンのようなもので、
我々は排熱せずに油断すると一発で熱暴走するのだ。
なので、何かで直接冷やさないといかんのだね。
難儀な体だよ…。