確かにApple Musicを始めとするネットミュージックの進化は利便性を大きく向上させました。しかしアナログ盤やCDのように手に取ることができず、呑み会での盛り上がりもイマイチ、より音楽は個人で楽しむものになったような気がします。
それこそ私が旅立った後、レコードやCDの処分に家族が困ることはありません。そして長年集め聴いたライブラリーはクリックひとつ数分で消去されてしまうんですね。まあ棺桶にCDは入れることはできないし、老兵は黙って去っていくんですね。
さてそんな旅立ちとは無縁の元気なアーティストが今日の主役Brian Caddです。ブログでも何度も紹介している超大好物、オーストラリアのレジェンドアーティストです。1946年生まれですから今年78歳を迎えるBrian CaddはThe Flying Burrito Brosをはじめ多くのバンドで活躍、1stソロアルバムは1972年にリリースしています。実に50年を越えて活動を続けるBrianが4月にニューアルバムをリリースしてくれました。高齢というアドバンテージなど微塵も感じることなく正真正銘素晴らしいアルバムです。まずはYou Know What To Sayから聴いてください。
私なんぞ67歳でヘロヘロなのにこのパワー、頭が下がるどころか平伏します。2曲目はThe One That Got Awayです。
全10曲申し分のない楽曲で選曲に困りました。それではA Loving Man、Only We Knowの2曲続けて聴いてください。
最後は個人的にお気に入りのOnly Love Can Take It Awayです。聴き終わって勇気よりも叱咜された感が強かったです。10年も先を行くBrian Caddの影ぐらい踏めるように頑張らないとダメですね。いや〜本当諭されたアルバムでした。
always