このパズルは解くのではなく、聴くPuzzleです。 | 還暦からのMUSIC LIFE ~Peaceful Easy Feeling~

還暦からのMUSIC LIFE ~Peaceful Easy Feeling~

親父から爺へ、そしてその先には・・・

 自分を音楽考古学者か?はたまた思い出案内人か?なんてチョイ自負して調子に乗っている爺さんをブラックホールに突き落とすことなんぞ容易いことです。そうなんです、検索活動をしている中で厄介なことのひとつが、アーティストの改名です。まあ音楽業界に限らず改名は結構あることですが、何せ50年前に遡り、メジャーアーティスト達の陰に埋もれた名盤を掘り当てる作業ですから改名は難敵、アーティストのキャリアが遮断されることもあります。今日紹介するバンドも検索で知ったことでアーティストのキャリアが繋がったバンドです。

 今日の主役は70年代前半に2枚のアルバムを名門モータウンレコードからリリースしたブラスロックでファンキーなバンドPuzzleです。紹介するアルバムは迷った末に74年にリリースされた2ndアルバムその名もThe Second Albumです。1stアルバムPuzzleは73年リリースですが、この頃は日本でもChicago、Blood Sweat & Tears、Chaseなどブラスロックが絶好調でしたね。残念ながら当時はPuzzleのことは全く知りませんでした。まずは1曲State Of Mindをお聴きください。

 さてご存知の方もいるかと思いますが、このバンドでドラム&パーカッション、そしてリードヴォーカルを担当しているのがJohn LiVigni、後のJohn Valentiなんです。2曲目はMary, Maryです。

 下の2枚のアルバムなら殆どの方に納得して頂けますね。白いStevie Wonderなんてふれこみもありましたが、Puzzle時代にはJohn Valentiの面影は正直感じられません。

 モータウンということもあるのか Chicagoよりファンキーなサウンドです。お次はNow That You Love Meです。

 めちゃ好きなシアトルのバンドGabrielのFrank Butorac(本名)からFrankie Bleuに改名して81年に名盤Who's Foolin' Who?をリリースしていることは有名ですね。さてPuzzleの1stは未だのようですが、Second Albumは2018年にBigpink VividからCDがリリースされています。Puzzleを解いたらJohn Valentiが出てきた!本日もありがとうございました。

always