The Family Vol.1 妹が天才歳少女と呼ばれた、姉の心境や如何に? | 還暦からのMUSIC LIFE ~Peaceful Easy Feeling~

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親父から爺へ、そしてその先には・・・

 今までも兄弟バンドや双子のデュオなどのアーティストを紹介してきましたが、今後はこれらのアーティストの紹介は、思い切りマフィア映画のようなThe Familyとして紹介して行きます。タイトルからしても義兄弟OKといことでヨロシク!

 The Family記念すべき第一回はLaCosta Tuckerに決定しました。LaCostaはアメリカのカントリーミュージック界の女性レジェンドSSW、Tanya Tuckerの7歳年上の実のお姉さんです。Tucker家の屋台骨である父Beauは最初は姉のLaCostaの音楽の才能を感じていたようです。しかしよくある話で、姉と共に行動していた妹Tanyaの方がレコード会社の目に止まったようです。妹が天才少女と呼ばれ13歳でレコードデビューする中、LaCostaは大学に進学し就職、結婚という平凡でも幸せな人生を歩き出しました。あのTaylor Swiftでさえ16歳デビューですから、如何にTanyaのデビューが驚きかがわかります。当時はロック少年だった私でさえ、Tanyaデビューの記憶は残っています。そしてTanyaがスターへと登りつめた74年、父Beauは大手レコード会社と交渉し、平凡なLaCosta人生が一転、彼女のメジャーデビューが決まりました。もちろんTanyaがカントリー界の若きスターであったことも影響したと思いますが、本来歌唱力のあったLaCostaはたちまち2ndシングルGet on My Love Trainでカントリーチャート6位のヒットを飛ばしました。

 そしてGet on に次ぐヒットを記録したのがWestern Manです。

 結局LaCostaはアルバム5枚シングル15枚をリリースしたのですから、立派な立派なアーティストです。タイトルに書いたような危惧は全くなかったでしょうね。それどころかLaCostaとTanyaは大の仲良しのようで、LaCostaは業界の一線から退いた後も、妹Tanyaのファンクラブの会長を務めていたようです。さてヒット2曲がカントリー色が強い作品、ここからは私の好きな楽曲紹介です。まずは8ビートのアップな楽曲3rdアルバムのタイトル曲Lovin' Somebody on a Rainy Nightです。

 Tanyaをお好きな方ならお気づきだと思いますが、やっぱり姉妹ですから声質は似ていますね。お次の曲もミディアム8、チョイRita Coolidge的な80年のシングルChanging All the Timeです。

 Ritaからの〜でもないですが、最後はBoz Scaggsの名曲中の名曲We're All Aloneです。妹Tanya Tuckerについてはまた別の機会に紹介したいと思います。さて休日の早朝にブログを書いているのですが、youtubeのLa CostaがLacosteに見えてきたので本日はこれにて終了いたします。

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